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Deep Purple – Live In Japan (1972)

Deep Purple『Live In Japan』について

Deep Purpleの『Live In Japan』は、1972年8月に日本で行われたライヴを収めた作品で、ハードロック史の中でもよく知られたライヴ盤のひとつだ。収録内容は、オリジナルのスタジオ作品とは違って、その時期の演奏力とバンドの緊張感がそのまま出やすい形になっている。Deep Purpleは1968年結成のイングランドのバンドで、Led ZeppelinやBlack Sabbathと並んでヘヴィメタルとモダン・ハードロックの先駆けとして語られることが多い。

作品の位置づけ

この作品が記録しているのは、いわゆるMark II編成のDeep Purpleだ。Ian Gillan、Ritchie Blackmore、Roger Glover、Jon Lord、Ian Paiceという布陣で、バンドの代表的な時期にあたる。スタジオ盤で築いた音を、ライヴ会場の大音量と即興性の中でどう鳴らすか、という意味で重要な記録になっている。

1972年の録音でありながら、リリースは日本盤が1974年。日本での発売という点でも特別な扱いを受けた作品で、帯付き仕様や日本語ライナーなど、当時の国内盤らしい作りが見られる。

収録と録音について

収録は日本公演の複数会場から成り、東京・武道館での演奏も含まれている。オリジナル盤のクレジットでは、オーディエンスの熱気が伝わる会場録音としてまとめられており、曲ごとに日程と会場が明記されている。ライヴ盤としては、単一公演の記録というより、数夜のベストテイクを組み合わせた構成だ。

  • A1、A2:大阪公演 1972年8月16日
  • B1:大阪公演 1972年8月15日
  • B2、C2:東京公演 1972年8月17日
  • C1、D:大阪公演 1972年8月16日

こうした構成のため、1枚のライヴ盤として聴くと、各会場の反応や演奏の勢いが連続して立ち上がる。日本公演ならではの集中した空気感がある作品だ。

聴きどころ

この時期のDeep Purpleは、Ritchie Blackmoreのギター、Jon Lordのオルガン、Ian Paiceのドラムが強く前に出る。Ian Gillanのヴォーカルは高音域の張りがあり、Roger Gloverのベースがその下を支える。ライヴ盤なので、スタジオ盤よりも各メンバーのフレーズの伸びや掛け合いがわかりやすい。

代表曲としては、「Smoke on the Water」が同時代のDeep Purpleを象徴する楽曲として広く知られている。このライヴ盤にも、当時のバンドの定番レパートリーとして受け止められる曲が並び、観客の反応込みで楽曲の輪郭が見えやすい。

当時のハードロック文脈で見ると

1970年代前半のハードロックは、演奏の音量、即興、リフの強さが重要な要素だった。Deep Purpleはその中でも、Led Zeppelinのブルース感、Black Sabbathの重さとは別の方向で、オルガンを含む編成と、ギターとキーボードのせめぎ合いで存在感を作っていたバンドだ。このライヴ盤は、その特徴がはっきり出る記録として位置づけられる。

日本盤の仕様

今回の日本盤は、Purple obi付き。ジャケット裏には¥3,800の表記があり、発売元はワーナー・パイオニア株式会社。日本語ライナーも付属している。ランアウトには、A面がPORKY、B面がDELTA PORK、C面がPECKOと刻まれている。

まとめ

『Live In Japan』は、Deep Purpleの代表期をそのまま切り取ったライヴ記録だ。1972年の日本公演という条件、Mark II編成の演奏、そしてライヴならではの推進力が重なって、バンドの輪郭が見えやすい作品になっている。Deep Purpleの歴史の中でも、スタジオ作品とは違う形で存在感を持つ1枚だ。

トラックリスト

  • A1 – Highway Star (6:47)
  • A2 – Child In Time (12:19)
  • B1 – Smoke On The Water (7:27)
  • B2 – The Mule (9:43)
  • C1 – Strange Kind Of Woman (9:30)
  • C2 – Lazy (10:39)
  • D – Space Truckin’ (19:50)
2026.10.10
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