Lydia Pense – Lydia Pense & Cold Blood (1976)

Lydia Pense & Cold Blood

Lydia Penseの名義で出た本作は、1976年のUS盤としてリリースされたアルバムで、Lydia Penseが率いるCold Bloodの作品として位置づけられる1枚です。Lydia Penseはサンフランシスコ出身のロック/ソウル系シンガーで、1968年にCold Bloodへ加入した人物。バンドの中心に彼女の歌がある、という構図がはっきりした作品です。

作品の輪郭

音楽的には、Rock、Funk / Soulを軸に、Pop Rock、Rhythm & Blues、Boogie、Soul、Funkの要素が並ぶ内容です。70年代半ばのアメリカ西海岸らしい、ロックの骨格にソウルの歌唱、ファンクのリズム感が重なるタイプの作品として見るとわかりやすいでしょう。Cold Bloodは当時のホーンを含むR&B色の強いロック・バンドとして知られており、Lydia Penseの歌声がその性格を決定づけている印象です。

アルバムとしての位置づけ

1976年という時期は、Cold Bloodの初期のサンフランシスコ・シーンでの活動を経たあとで、バンドの名前よりもLydia Penseの存在感が前に出た形で記録された時代でもあります。グループ単位のサウンドを保ちながら、ボーカリストを明示したタイトルになっている点に、この時期の立ち位置が出ています。

聴きどころ

収録曲の中では、「We’re Cold Blood – We’re Smokin’」のリードギターに関するクレジットが目を引きます。この曲では、Warren SasakiとMichael Sasakiによって設計・制作された「Mini Guitar」が使われていると記されています。普通のギターとは少し違う楽器設計が入っている点は、当時のバンドの試みとして興味深いところです。

同時代との関係

70年代のUSロック/ソウル周辺では、歌を軸にしたファンク・ロックや、R&B寄りのグルーヴを持つバンドがいくつも活動していました。Lydia Pense & Cold Bloodもその流れの中にあり、ロックバンドの編成感と、ソウル歌手としてのLydia Penseの表現が同居するタイプの作品です。ジャズやファンクの要素を含む点でも、当時のクロスオーバーな空気が反映されていると見られます。

リリース情報

  • アーティスト: Lydia Pense
  • タイトル: Lydia Pense & Cold Blood
  • オリジナルリリース年: 1976年
  • リリース国: US
  • アーティストの国: US
  • 仕様: Gatefold cover

ゲートフォールド仕様のジャケットは、当時のLPらしい作りで、作品をアルバム単位で見せる意図がうかがえます。Lydia Penseの歌を中心に、ロック、ソウル、ファンクの間を行き来するCold Bloodの性格を、そのままパッケージにしたような1枚です。

トラックリスト

  • We Came Down Here & Cold Blood Smokin’ (Medley) (4:20)
  • A2 – I Get Off On You (3:40)
  • A3 – Drink The Wine (4:01)
  • A4 – I Got Happiness (3:19)
  • A5 – Feel The Fire (5:01)
  • B1 – Let Me Be The One (4:04)
  • B2 – Back Here Again (3:34)
  • B3 – I Love You More Than You’ll Ever Know (5:47)
  • B4 – Blinded By Love (3:48)
  • B5 – It Takes A Lotta Good Lovin’ (3:31)

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2026.10.08
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