Quantum – Down The Mountainside (2024)

Quantum「Down The Mountainside」について
Scandinaviaのプログレッシブ・ロック・バンド、Quantumによる「Down The Mountainside」は、2024年の作品。Bass playerでシンガーのAnton Ericsson、ドラマーのOlof Simander、ギタリストのFredrik Reinholdsenを軸にしたグループで、メンバーにはMarcus Lundberg、Samuel Walfridssonも名を連ねる。
バンドの背景を見ると、GenesisやKing Crimson系のプログレッシブ・ロックから、The Dillinger Escape Planのようなエクストリーム・メタル、さらにMahavishnu Orchestraに通じるジャズ・フュージョンまで、幅広い要素を参照していることがうかがえる。そうした文脈の中で、この作品もロックを基盤にしながら、変拍子や展開の切り替えを含む構成が想像しやすい一枚。
サウンドの印象
ジャンル表記はRock、スタイルはProg Rock。リズムの組み替えや楽器同士の掛け合いが前に出るタイプの演奏が中心になりそうで、ギター、ベース、ドラムの動きが曲の流れを作っていく作品像。録音の雰囲気も、各パートの輪郭を追いやすい仕上がりが想像される。
この作品の位置づけ
Quantumにとって「Down The Mountainside」は、2024年時点の作品として、バンドの現在地を示す一枚。クラシックなプログレッシブ・ロックの語法を土台にしつつ、より硬質な要素や現代的な緊張感も取り込む姿勢が、このグループの輪郭につながっている。
同時代の文脈
2020年代のプログレッシブ・ロックでは、70年代的な構成美を参照しながら、メタルやフュージョンの要素を重ねるバンドが少なくない。Quantumもその流れの中に置ける存在で、北欧シーンらしい端正さと、複数ジャンルをまたぐ作曲感覚が見えてくる。
作品全体としては、バンドの参照元がそのまま並ぶというより、複数の要素を整理しながら組み上げた印象の一作。タイトルの通り、曲の展開や高低差を意識した構成が置かれていそうなアルバムだ。
トラックリスト
- A1 The Hivemind & The Cockroach
- A2 On The Verge
- A3 Down The Mountainside Pt.1
- A4 Moths & Leaves
- B1 Abstract Bliss
- B2 Dots
- B3 Down The Mountainside Pt.2
- B4 The Last Stone