Siouxsie & The Banshees – Kaleidoscope (1980)

Siouxsie & The Banshees『Kaleidoscope』
Siouxsie & The Bansheesの『Kaleidoscope』は、1980年に発表された作品。ロンドンで1976年に結成されたU.K.バンドによる、ニュー・ウェイヴ/ポストパンク期の流れをはっきり示す一枚だ。ヴォーカルのSiouxsie Sioux、ベースのSteven Severinを軸に、当時の編成でバンドの輪郭が固まっていく時期のアルバムでもある。
作品の雰囲気
リズムは硬質で、ベースの動きが前に出る場面が多い。ギターやドラムも含めて、音の隙間を残しながら組み立てる感触があり、録音全体にも冷えた質感がある。派手に押し切るというより、細部の配置で緊張感を作るタイプのサウンドだ。
ニュー・ウェイヴとポストパンクの文脈に置くと、装飾を抑えたアレンジ、反復するリズム、低音の存在感がこの時代らしい要素として見えてくる。1980年という年の空気をそのまま映したような、初期バンドの重要作という位置づけになりそうだ。
バンドの流れの中で
Siouxsie & The Bansheesは編成の変化が多いバンドとしても知られるが、『Kaleidoscope』の時期には、後の展開につながる人選が入ってくる。John McGeochがギターで参加し、Budgieがドラムを担当する体制へ移っていく流れの入口でもある。バンドの音像が次の段階へ進む前触れのような作品、と見ることもできる。
同時代との関わり
1980年前後の英国では、パンク以後の表現がニュー・ウェイヴやポストパンクとして広がっていた。その中でSiouxsie & The Bansheesは、鋭いリズム感と独特の間合いを持つバンドとして存在感を強めていく。『Kaleidoscope』も、その流れの中で位置づけやすいアルバムだ。
リリース情報
- アーティスト: Siouxsie & The Banshees
- タイトル: Kaleidoscope
- オリジナルリリース年: 1980
- リリース国: Japan
- ジャンル: Rock
- スタイル: New Wave, Post-Punk
1980年のSiouxsie & The Bansheesを知るうえで、ひとつの節目になるタイトルだ。
トラックリスト
- A1 Happy House (3:52)
- A2 Tenant (3:40)
- A3 Trophy (3:19)
- A4 Hybrid (5:32)
- A5 Clockface (1:53)
- A6 Lunar Camel (3:03)
- B1 Christine (3:00)
- B2 Desert Kisses (4:16)
- B3 Red Light (3:22)
- B4 Paradise Place (4:34)
- B5 Skin (3:49)