Black Window – Black Widow (1990)

Black Widow - Black Widow

Black Widow / Black Widow

Black Widowの「Black Widow」は、1990年にドイツでリリースされた作品。バンド名をそのまま冠したタイトルで、Black Widowというグループの輪郭をつかみやすい一枚になっている。もともと彼らはイングランド、レスターでPesky Gee!の流れから1969年に結成された英国のロック・バンドで、オカルトやサタニックなイメージを早い時期から打ち出していたことで知られる。

作品の位置づけ

Black Widowは、1970年前後の英国ロック史の中では、プログレッシブ・ロックとハードロックの境界線上に置かれやすい存在。劇的な構成やテーマ性の強さがありつつ、当時の重いギター・リフや土の匂いのするバンド感も持っている。三枚のアルバムを残して1973年に一度解散しており、この「Black Widow」は、その後の時期にあらためて触れられる形の作品として見ておくと整理しやすい。

サウンドの印象

ジャンル表記はRock、スタイルはProg Rock。音の作りは、派手に磨き上げるというより、バンドの演奏を軸にした厚みのある質感が想像しやすい。リズムは直線的に押す場面と、展開を追うように揺れる場面がありそうで、録音の空気感も、70年代英国ロックらしい少しざらついた手触りが似合うタイプ。リフの重さ、曲ごとの構成の変化、少し演劇的なムードが前に出る文脈。

同時代とのつながり

このバンドは、同時代のハードロックやプログレの流れの中で語られることが多い。特に、当時の英国バンドらしい重厚さや、舞台演出を含む見せ方が印象に残るグループ。メディアがBlack Sabbathとの類似を持ち出したという点も、当時の空気をよく示している。

クレジット

  • アーティスト: Black Widow
  • タイトル: Black Widow
  • リリース年: 1990年
  • 国: Germany
  • ジャンル: Rock
  • スタイル: Prog Rock

メンバーにはGeoff Griffith、Clive Box、Clive Jones、Bob Bond、Jim Gannon、Kip Trevor、Romeo Challenger、John Culley、Kay Garret、Jess Taylorの名前が挙がっている。バンドの来歴と合わせて見ると、Black Widowという名前が持つ初期のイメージと、プログレ寄りの構成感が重なる一枚として捉えやすい。

トラックリスト

  • A1 Tears And Wine
  • A2 The Gypsy
  • A3 Bridge Passage
  • A4 When My Mind Was Young
  • A5 The Journey
  • B1 Poser
  • B2 Mary Clark
  • B3 Wait Until Tomorrow
  • B4 An Afterthought
  • B5 Legend Of Creation

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2026.05.02