Solaris – 1990 (1990)

Solaris『1990』について
ハンガリーのシンフォニック・プログレッシブ・ロック・バンド、Solarisによる1990年の作品。フルート、キーボード、ギターを軸にした編成で、インストゥルメンタル寄りの構成が想像しやすい一枚だ。ジャンル表記はElectronic、Rock、スタイルはProg Rock、Symphonic Rock。バンドの持つ演奏主体の組み立てが、そのまま作品の輪郭になっている。
バンドの背景
Solarisは1980年2月、ブダペストの大学生たちによって結成された。結成メンバーは、Kollár Attila(フルート)、Erdész Róbert(キーボード)、Cziglán István(ギター)、Seres Attila(ベース)、Tóth Vilmos(ドラム)。その後、80年代半ばにはドラムがGömör Lászlóに、ベースがPócs Tamásに交代している。現在のラインナップにはBogdán Csaba、Kisszabó Gáborも加わっている。
『1990』の位置づけ
この作品は、1990年にハンガリーで出たSolarisのオリジナル・リリース。バンド名義のディスコグラフィーの中でも、90年代の入口にあたる時期の記録として見える。80年代のプログレ文脈を引き継ぎつつ、電子的な要素も含む構成が、この時代の空気につながっている。
サウンドの印象
フルートとキーボードが前に出る編成だけに、旋律の受け渡しがはっきりしている。リズム隊は派手に押し出すというより、曲の流れを整える役回りに見える。録音はスタジオ作品らしいまとまりがあり、各楽器の輪郭を追いやすいタイプ。シンフォニック・ロックらしい展開の積み重ねと、電子音の使い方が並ぶところがポイントになりそうだ。
同時代とのつながり
ハンガリーのプログレ・ロックという文脈では、欧州圏のシンフォニック系の流れと接点を持つ作品として捉えやすい。1970年代的な組曲志向や演奏主導の作りを引きずりながら、1990年という時期らしく、ロックと電子音の接続も見える一枚。
クレジット
- アーティスト: Solaris
- タイトル: 1990
- リリース年: 1990年
- 国: ハンガリー
- ジャンル: Electronic, Rock
- スタイル: Prog Rock, Symphonic Rock
トラックリスト
- 1980
- A1 A Viking Visszatér (4:00)
- A2 Ellenpont (4:03)
- A3 Óz (5:12)
- A4 Mickey Mouse (3:16)
- A5 Éden (6:04)
- Los Angeles 2026
- B1 Los Angeles 2026 (23:21)
- Éjszakai Tárlat
- C1 Éjszakai Tárlat I. (6:09)
- C2 Éjszakai Tárlat II. (Szabadjáték) (7:32)
- C3 Éjszakai Tárlat III. (Éjféli Valcer) (3:33)
- C4 Éjszakai Tárlat IV. (Józsi Mátészalkára Megy) (5:58)
- C5 Éjszakai Tárlat V. (1990) (4:42)
- Ünnepi Koncert
- D1 E-Moll Concerto (Allegro Con Molto) (3:40)
- D2 Paella (2:30)
- D3 A Kígyó Szive (3:20)
- D4 Ez Nem Kán-Kán (0:56)
- D5 Magyar Tánc (3:33)
- D6 Duó (4:26)
- D7 Solaris 1990 (4:15)