The House Of Love – Never (1989)

The House Of Love『Never』について
『Never』は、イギリスのインディー・ロック・バンド、The House Of Loveによる1989年の作品。ロンドンで結成されたこのバンドは、ギターを中心にした編成と、Guy Chadwickのソングライティングを軸に活動してきた。インディー・ポップからオルタナティヴ・ロックへつながる流れの中で語られることの多いグループで、この時期のUKロックの空気をそのまま感じさせる一枚でもある。
バンドの初期像とこの時期の位置づけ
結成時のメンバーには、Guy Chadwick、Terry Bickers、Andrea Heukamp、Chris Groothuizen、Pete Evansが名を連ねている。Heukampは1987年に離脱し、その後はカルテットとしてデビュー作を制作した。1989年は、The House Of Loveが初期の形を固めながら、ギターの絡みと曲の輪郭をより明確にしていった時期にあたる。『Never』は、その流れの中で登場した作品として位置づけられる。
サウンドの印象
サウンドは、ギターの重なりを軸にしたインディー・ロック寄りの質感。リズムは大きく前へ出すというより、曲の流れを支える形で置かれている印象がある。録音の雰囲気も、きっちり整えすぎず、バンドの演奏感を残したタイプとして捉えられるだろう。UKの同時代インディー・シーンに見られる、メロディとバンドの鳴りを両立させる作り方の延長線上にある作品、といった見方がしやすい。
1989年のUKインディー・ロックの文脈
1989年のイギリスでは、インディー・ロックやオルタナティヴ・ロックの輪郭が少しずつ広がっていた。The House Of Loveもその文脈の中で語られることが多く、派手な装飾よりも、ギターの層や曲の流れで聴かせるタイプのバンドとして存在感を持っていた。『Never』は、そうした時代の空気を反映するタイトルのひとつとして見ておくとわかりやすい。
関連情報
- アーティスト: The House Of Love
- タイトル: Never
- オリジナル・リリース年: 1989年
- 国: UK
- ジャンル: Rock
- スタイル: Indie Rock
ギター主体の編成、UKインディーの時代感、そして初期バンドの輪郭。『Never』は、そのあたりをまとめて感じられる作品として受け取れそうだ。
トラックリスト
- A Never (4:01)
- B1 Soft As Fire (4:00)
- B2 Safe (5:31)