The House Of Love – The Girl With The Loneliest Eyes (1991)

The House Of Love / The Girl With The Loneliest Eyes
1991年のUKリリース。The House Of Loveは、1986年にロンドンで結成されたイングリッシュ・インディー・ポップ/オルタナティブ・ロック・バンドで、この作品もその流れの中にある一枚。タイトルが示す通り、メロディの輪郭を前に出しながら、ギターの重なりと淡い陰影で曲を組み立てていくタイプの音楽性が見えてくる。
作品の印象
サウンドは、インディー・ロックらしい乾いた質感と、少し奥行きのある録音の雰囲気が同居している印象。リズムは派手に跳ねるというより、一定の推進力を保ちながら進んでいく感じで、そこにギターの響きが重なる構成。The House Of Loveらしい、きらびやかさと内省が同じ画面にあるような空気感。
中心にいるのは、ソングライターとしてのGuy Chadwick。初期メンバーにはTerry Bickers、Andrea Heukamp、Chris Groothuizen、Pete Evansが名を連ねており、バンドの初期編成の流れを踏まえた時期の作品として捉えられる。ギターのレイヤーを軸にしたアンサンブルという点でも、90年代初頭のUKインディー/オルタナティブの文脈に置きやすい内容。
バンドの位置づけ
The House Of Loveは、80年代後半から90年代初頭のUKシーンで、インディー・ロックのメロディ感とバンドサウンドの密度を両立させてきた存在。1991年という時期は、そうした流れがひとつのまとまりを見せていた頃で、このレコードもその時代感をそのまま映しているような一枚。
後年の再編やメンバー交代を経る以前の、初期から中期にかけてのバンドの質感を知るうえでも、ひとつの手がかりになる作品。派手な装飾より、曲の輪郭とギターの余韻を残すタイプの記録。
トラックリスト
- A1 The Girl With The Loneliest Eyes
- A2 Purple Killer Rose
- B1 Tea In The Sun
- B2 Pink Frost