Various – The Dutch Explosion (Hollands Greatest Hits) (1969)

The Dutch Explosion (Hollands Greatest Hits) / Various
1969年にUSでリリースされた、Various名義のコンピレーション作品。タイトルが示す通り、オランダ由来の楽曲をまとめた一枚として受け取れる内容で、ロックとポップを軸にしながら、ガレージ・ロック寄りの勢いも感じさせる作品だ。
作品の印象
全体としては、きっちり整った洗練よりも、ラフな推進力と分かりやすいフックが前に出るタイプの印象。ギターのざらつき、軽く押し出してくるリズム、ストレートな歌い口が中心になりやすく、60年代後半らしい熱気がそのまま残っているように聴こえる。
録音の雰囲気も、過度に厚塗りされた感じではなく、音の輪郭をはっきり置いた作りに寄っているように感じられる。ドラムの跳ね方や、短く切り込むギターのフレーズが前に出る場面では、ガレージ・ロックの文脈が見えやすい。
ジャンルと時代の空気
ロックとポップのあいだを行き来しながら、当時のヒット感覚とバンド・サウンドの荒さが同居している点がこの作品の特徴だろう。1969年という時期を考えると、サイケデリックやハードなロックが広がっていた時代でもあり、その中でこの手のコンピレーションが持つ意味は、地域色のあるポップ・ロックの断片をまとめて追えるところにある。
位置づけ
アーティスト情報が限られているため個別の活動史までは追いにくいが、少なくともこの作品は、Various名義で当時の空気をパッケージした記録として見ると分かりやすい。単独のバンド作品というより、1960年代末のロック/ポップの流れを横断して捉えるための一枚、という位置づけに近い。
ひとことで言うと
60年代末のロックとポップの温度感を、ガレージ寄りのざらつきとともにまとめたコンピレーション盤。
トラックリスト
- A1 If I Stay Too Long (3:44)
- A2 My Little Girlie (2:26)
- A3 Since You Have Gone (2:56)
- A4 Whoopy Whistle (2:51)
- A5 What’s That Sound (2:37)
- A6 Love Is Like A Rainbow (2:55)
- B1 Leave This Man Alone (2:59)
- B2 What A Day, What A Day (2:56)
- B3 I Know In My Mind (2:20)
- B4 Boem (2:04)
- B5 Little Women (2:30)
- B6 Didn’t I (2:26)
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