Liquid Liquid – Optimo (1983)
Liquid Liquid – Optimo (1983)
Liquid Liquidの「Optimo」は、1983年にUSで発表された作品。99 Recordsを代表するバンドのひとつとして知られるLiquid Liquidらしい、パーカッシブな組み立てと、ロックとファンクの境目を行き来する感触がまとまった一枚だ。
作品の輪郭
サウンドは、ベース、ドラム、マリンバ、ボーカルが前に出る構成。リズムの反復を軸にしながら、音数は多くないのに拍の置き方で引っ張っていくタイプで、No WaveやLeftfieldの文脈に置かれるのも納得しやすい内容。録音も、各パートの輪郭が見えやすい作りで、打楽器的な質感がそのまま残っている印象だ。
Liquid Liquidという立ち位置
Liquid Liquidは、80年代初頭のUSアンダーグラウンドを語るうえでたびたび名前が挙がるグループ。特に「Cavern」のフレーズがGrandmaster Flash & The Furious Fiveの「White Lines」で参照された話でも知られている。そうした文脈の中で見ると、「Optimo」も、彼らのリズム志向がよく出た時期の作品として位置づけられる。
バンドの背景
もともとは、より実験色の強い別名義で活動していた流れからLiquid Liquidへと形を変えた経緯がある。そこから、よりパーカッションを中心にしたサウンドへ寄せていき、ライブでは観客に打楽器を持ち寄ってもらうこともあったという。Dennis Youngがマリンバを持ち込み、加入につながったというエピソードも、このバンドの音作りをよく示している。
同時代とのつながり
同じく80年代初頭のニューヨーク周辺の実験的なロック、ファンク、ダンス音楽の交差点にある作品として捉えやすい。ジャンル名でいえばRock、Funk / Soulにまたがりつつ、実際の手触りはかなり独特。後年の再評価や、DFAとの活動につながる流れを考えると、Liquid Liquidの初期像を示す重要なタイトルのひとつと言えそうだ。
クレジット
- アーティスト: Liquid Liquid
- タイトル: Optimo
- オリジナルリリース年: 1983
- リリース国: US
- メンバー: Dennis Young, Salvatore Principato, Scott Hartley, Richard McGuire
- ジャンル: Rock, Funk / Soul
- スタイル: Leftfield, No Wave
トラックリスト
- This Side
- A1 Optimo
- A2 Cavern
- Flip Side
- B1 Scraper
- B2 Out