Praxis – La Eternidad De Lo Efimero (1988)
Praxis『La Eternidad De Lo Efimero』について
メキシコのPraxisが1988年に発表した『La Eternidad De Lo Efimero』は、ジャズとロックを軸にしたプログレッシブ・ロック/フュージョン作品である。Ricardo Moreno、Héctor Hernández、Bernardo Anaya、Héctor Rosasの4人による編成で、演奏を中心に組み立てられたアルバムとして聴こえてくる。
タイトルはスペイン語で、作品全体の印象もその言葉どおり、流れのある構成と、細かく組み替えられるアンサンブルの動きが目立つ。ロックの推進力とジャズ由来の演奏感が同居していて、リズムの切り替えや楽器同士の掛け合いに耳が向く内容だ。
サウンドの特徴
この作品の核にあるのは、プログレッシブ・ロックらしい展開の多さと、フュージョン的な演奏の機動力である。ギターや鍵盤、リズム隊が一体になって進み、曲ごとに拍子やフレーズの組み方を変えながら進行していくタイプの音作りが想像しやすい。派手な歌ものというより、演奏そのものを軸にした構成のアルバムとして受け取られやすいだろう。
音の質感としては、1980年代後半の録音らしい輪郭のはっきりした鳴りが似合う。ロックの硬さとジャズの流動感が並び、メキシコのプログレ/フュージョン文脈の中でも、演奏重視の作品として位置づけられそうだ。
作品の位置づけ
『La Eternidad De Lo Efimero』は、Praxisにとって1988年の時点での到達点を示す一枚として見られる。バンド名義での初出作品として、グループの持つ演奏志向や作曲の方向性がまとまって表れている印象である。
同時代の文脈でいうと、英米のプログレやジャズ・ロックだけでなく、ラテン圏のインストゥルメンタル系フュージョンやプログレッシブ・ロックとも接点を持つタイプの作品と考えやすい。複雑な構成、演奏の切れ味、ロックとジャズの往復といった要素は、ジャンルの中でも比較の軸になりやすい部分だ。
まとめ
- アーティスト: Praxis
- タイトル: La Eternidad De Lo Efimero
- オリジナルリリース年: 1988年
- 国: メキシコ
- ジャンル: Jazz, Rock
- スタイル: Prog Rock, Fusion
演奏の組み立てを前面に出した、ジャズとロックの接点にあるアルバムである。プログレッシブな展開とフュージョン的な流れが重なり、1980年代後半のメキシコ産インストゥルメンタル作品として印象に残る一枚だ。
トラックリスト
- A1 Al Filo Del Abismo
- A2 Praxis
- A3 No Se Quien Soy Desde Que Se Quien Eres
- B1 Equinoccio
- B2 La Eternidad De Lo Efimero