Hanover Fist – American Dream / Femme Fatale (1987)
Hanover Fist「American Dream / Femme Fatale」について
Hanover Fistは、ミネアポリス出身のシンセポップ・デュオとして1985年から1988年まで活動したグループである。ここで紹介する「American Dream / Femme Fatale」は1987年にアメリカでリリースされたシングル盤で、James HarryとCharles Ericksonを中心にしたこのユニットの活動期を切り取る1枚となっている。
作品の輪郭
ジャンルはElectronic、スタイルはSynth-pop。打ち込み主体のリズムとシンセのレイヤーを前面に出した、1980年代後半らしい作りが想像しやすい。ミネアポリス周辺の80年代エレクトロニック・シーンを背景にした作品として見ると、同時代のシンセポップやダンス寄りのポップスとつながる位置づけだろう。
Hanover Fistは、シングル「Love Kills / Boys In Furs」がBillboardのUS danceチャートで36位を記録したことで知られている。その意味では、この「American Dream / Femme Fatale」も、ダンス・フロアとの接点を意識した時期の作品として捉えやすい。
サウンドの印象
シンセポップらしく、音の輪郭がはっきりした質感が中心になりそうな1枚である。機械的なビート、前に出るシンセ、そして80年代のUSエレクトロニック・ポップに見られる整った構成。派手に崩すというより、曲の骨格をきっちり組み立てるタイプのサウンドが想像される。
アーティストの文脈
Hanover Fistは、短い活動期間の中でいくつかのシングルを残したグループで、ミネアポリスという土地柄も含めて、当時のアメリカのシンセポップ/ダンス・ポップの流れの中で語られる存在である。James Harry、Charles Erickson、David Aplinというメンバー構成も含め、バンドというよりプロジェクト性のあるユニットとして見ていくと整理しやすい。
まとめ
「American Dream / Femme Fatale」は、Hanover Fistの1987年のシングル盤として、80年代USシンセポップの一断面を示す作品である。チャート実績のある「Love Kills / Boys In Furs」とあわせて見ると、このグループのダンス志向とシンセ主体の作風がより見えやすい。
トラックリスト
- A1 American Dream (Dance Mix) (6:08)
- A2 American Dream (Radio Mix) (3:29)
- B1 Femme Fatale (Dance Mix) (5:48)
- B2 Femme Fatale (Radio Mix) (3:26)