Various – Baubles Vol.One – Down To Middle Earth (1988)
Various『Baubles Vol.One – Down To Middle Earth』について
『Baubles Vol.One – Down To Middle Earth』は、UKのVarious名義で1988年にリリースされたレコードだ。ロックを軸に、ガレージ・ロック、ポップ・ロック、サイケデリック・ロックの要素が並ぶ1枚で、80年代後半の空気の中で、60年代的な感触を引き寄せるような作品として受け取れる。
作品の印象
Various名義の作品なので、特定のバンドの個性を前面に出すというより、収録曲ごとの色合いを楽しむタイプの構成になっている。タイトルからもまとまった企画盤らしさがあり、ロックの中でも、ざらついたギター感、メロディの分かりやすさ、少し浮遊感のある響きが行き来する内容が想像しやすい。
1988年という時期を考えると、同時代のUKロックの流れの中で、よりシンプルなバンド感や、60年代回帰の感覚を持つ作品群と近い位置に置いて語られることがありそうだ。ガレージ・ロックの直線的な勢い、ポップ・ロックの整理された曲作り、サイケデリック・ロックの音の広がりが、ひとつの盤の中で並ぶあたりが見どころになりそうである。
聴きどころ
- ギターの粗さと、曲の輪郭の見えやすさの両立
- ポップ寄りのメロディと、ロックらしい押しの強さ
- サイケデリックな質感が、曲間の空気にどう出るか
ヒット曲や広く知られた代表曲については、この情報からは特定しづらい。各曲の顔ぶれを追いながら、収録順で雰囲気がどう変わるかを見る楽しみ方が合いそうな作品だ。
当時の文脈
80年代後半のUKでは、ロックの中でも過去のスタイルを参照する動きがいくつか見られた時期で、この盤もそうした流れの中で捉えやすい。ガレージ・ロックの荒さ、ポップ・ロックの明快さ、サイケデリック・ロックの色づけが同居する構成は、単独のバンドの自己表現というより、ロックの複数の系譜を一枚に置いたような印象につながる。
1988年オリジナルのUK盤として、80年代のリリースらしいまとまりを持ちながら、内容面ではより古いロックの感覚に触れるタイプの作品として見てよさそうだ。
まとめ
『Baubles Vol.One – Down To Middle Earth』は、Various名義の1988年UKロック作品として、ガレージ・ロック、ポップ・ロック、サイケデリック・ロックの要素が並ぶ1枚である。作品全体の輪郭は、曲ごとの性格や並び方に目を向けるとつかみやすいタイプだ。
トラックリスト
- A1 – Things (Goin’ Round In My Mind) (2:31)
- A2 – Any Way The Wind Blows (2:59)
- A3 – The French Girl (2:55)
- A4 – The Man Who Paints Pictures (6:48)
- A5 – Tendency To Be Free (2:36)
- A6 – Full Cycle (6:00)
- A7 – You Must Be A Witch (2:43)
- B1 – Six Feet Down (2:33)
- B2 – Down To Middle Earth (2:49)
- B3 – A Visit With Ashiya (3:32)
- B4 – More Than It Seems (3:19)
- B5 – Pale Dream (2:31)
- B6 – Forgotten Man (2:20)
- B7 – Nightmare Of Percussion (2:48)
関連動画
- Girl (I`m Waiting For You) – Merrell Fankhauser & H.M.S. Bounty
- Anyway The Wind Blows (Version A)
- The Sonics – Anyway The Wind Blows
- The Daily Flash – “The French Girl”
- Man Who Paints The Pictures
- ILL WIND – ‘Full Cycle’ (1968)
- Rabbit Mackay – Tendency To Be Free
- The Lollipop Shoppe-You must be a Witch
- THE DRUIDS OF STONEHENGE- Six Feet Down (1968)