Kapela Ze Wsi Warszawa – Uwodzenie / Waterduction (2020)
Kapela Ze Wsi Warszawa「Uwodzenie / Waterduction」について
Kapela Ze Wsi Warszawaは、ポーランドのフォーク・バンドとして知られるグループで、この「Uwodzenie / Waterduction」は2020年の作品として扱われるタイトルだ。リリース国もポーランドで、ジャンル表記はFolk, World, & Country、スタイルはFolk。バンド名のとおり、ワルシャワの村の音楽を思わせる土着感と、現代的な編成をあわせ持つグループとして認識されている。
この盤は2022年リリースのもの。オリジナル作品の年は2020年なので、作品そのものは2020年時点の内容として見るのが自然だ。盤としては後年に出た形になる。
作品の輪郭
収録名からもわかるように、この作品はポーランドの伝統音楽を軸にした世界観を持つ。Kapela Ze Wsi Warszawaは、民謡の旋律やリズムをベースにしながら、バンド編成で立体的に聴かせるタイプのグループで、アコースティックな響きと合奏の推進力が前に出ることが多い。クレジットされているメンバー数も多く、合奏としての厚みが作品の要点になっている印象だ。
参加メンバーは Paweł Mazurczak、Maja Kleszcz、Magdalena Sobczak、Maciej Szajkowski、Wojciech Krzak、Mariusz Dziurawiec、Sylwia Świątkowska、Piotr Gliński、Miłosz Gawryłkiewicz、Wiktoria Długosz、Anna Jakubowska、Ksenia Malec、Marcin Kozak、Małgorzata Śmiech、Ewa Wałecka、Robert Jaworski、Katarzyna Szurman。人数の多さからも、単独のシンガー中心というより、複数の演奏者が重なっていく構成が想像しやすい。
Kapela Ze Wsi Warszawaというバンドの位置
このグループは、ポーランドのフォークを現在形で扱う存在として語られることが多い。伝統音楽をそのまま保存するというより、バンドとしての演奏感を前に出しながら聴かせるスタイルで、同時代のヨーロッパ民俗音楽の流れの中でも存在感がある。ワールド・ミュージック系の文脈でも見かけることがあり、ポーランドの地方音楽を広く伝える役割も担っている。
関連サイトとしては、公式サイト http://www.kzww.pl/、http://www.warsawvillageband.net/、Facebookページ https://www.facebook.com/WarsawVillageBand/ がある。Myspaceにもアーカイブ的なページが残っている。
聴きどころとして見えやすい点
実際に触れると、こうしたバンドの作品は、旋律の反復とアンサンブルの積み重ねが軸になりやすい。メロディを細かく飾る場面、リズムを強く押し出す場面、声と楽器が近い距離で絡む場面など、フォークの基本的な要素が前面に出る形が想像しやすい。タイトルにも英語表記の Waterduction が添えられていて、作品名の見せ方にも現代的な意識がうかがえる。
2020年のオリジナル作品、2022年盤という時間差もあり、作品を追う際はこの2つの年を分けて見ると整理しやすい。オリジナルの時点での内容を軸に、のちの盤で流通したものとして捉えるのがよさそうだ。
まとめ
「Uwodzenie / Waterduction」は、Kapela Ze Wsi Warszawaらしいポーランド・フォークの文脈にある作品だ。大人数のメンバー編成、伝統音楽を土台にした合奏感、そして2020年作品としての位置づけがポイントになる。ポーランドの民俗音楽を現在のバンド表現で聴かせるグループとして、このタイトルもその流れの中に置いて理解しやすい一枚だ。
トラックリスト
- A1 – Uroda
- A2 – Oracja Do Wody
- A3 – Spławiany
- A4 – Uwodzenie
- A5 – Potopielka
- B1 – Chasydzki Z Urzecza
- B2 – Rzeceńka
- B3 – Krępiański
- B4 – Kołyska