Stardrive – Stardrive (1974)
Stardrive『Stardrive』(1974)
Stardriveは、1974年にUSで登場したセルフタイトル作。クレジット上は「Stardrive Featuring Robert Mason」とされていて、Robert Masonを前面に出した形の作品だ。メンバーにはMichael Brecker、Steve Gadd、Harvey Sarch、Jaime Austria、Howard Rego、Robert Masonが並ぶ。
編成を見るだけでも、当時のUSロックの枠を少し広げたような顔ぶれだ。電子的な要素、ロックの推進力、ファンク寄りのリズム感が同居する作りで、スタイル欄にあるFunk、Prog Rock、Ambientの要素がそのまま結びついている印象になる。
作品の輪郭
このアルバムは、1974年という時代らしい、バンド演奏の手触りとスタジオ的な音作りが同じ場所にある1枚として捉えやすい。フュージョン以後の感覚、プログレッシブ・ロックの構成意識、ファンクのリズム処理が交差するタイプの作品だ。電子音を前に出しながらも、演奏者の身体感覚が残るところがポイントになる。
Michael BreckerとSteve Gaddの参加も目を引く。Breckerはサックス奏者としての存在感で知られ、Gaddはタイトなドラミングで多くの録音に名を残した人物だ。この2人が加わることで、作品全体に演奏面の厚みが出ている構図になる。
同時代の文脈
1974年のUSでは、ロック、ファンク、電子音楽の境界が少しずつ曖昧になっていく時期だった。Stardriveもその流れの中に置くと見えやすい。プログレッシブ・ロックの組み立て感と、ファンクの反復するグルーヴ、さらにアンビエント的な広がりを持つ音像が重なるあたり、同時代の実験的なバンドや、クロスオーバー志向の作品群と並べて語られやすいタイプだ。
ただし、前面に出るのは派手なコンセプトよりも、演奏と音の質感のほうだ。ロックのバンド編成を軸にしながら、電子的な処理で空間を作るところにこの作品の特徴がある。
リリース情報
- アーティスト: Stardrive
- タイトル: Stardrive
- オリジナルリリース年: 1974年
- リリース国: US
- ジャンル: Electronic, Rock, Funk / Soul
- スタイル: Funk, Prog Rock, Ambient
まとめ
『Stardrive』は、1974年のUSで生まれた、ロックとファンクと電子音の接点にあるアルバムだ。Robert Masonを中心に据え、BreckerやGaddを含む演奏陣が参加している点も含め、当時のクロスオーバー感覚をそのまま映したような1枚として見えてくる。セルフタイトル盤らしく、まずはバンドの輪郭そのものを示す作品という位置づけになっている。
トラックリスト
- A1 – Funkascensions (5:28)
- A2 – Ballad I (2:23)
- A3 – Jupiterjump (7:40)
- B1 – Pulsar (5:47)
- B2 – Ballad II (2:36)
- B3 – Air Sauce (5:37)
- B4 – Ballad III (3:14)
- B5 – Journey (6:55)