Chic – Take It Off (1981)

Chic『Take It Off』について

Chicの『Take It Off』は、1981年にリリースされた作品。Nile RodgersとBernard Edwardsを中心に1977年に結成されたChicは、ディスコ期を代表するグループのひとつとして知られていて、この時期のファンク/ソウルの流れの中でも、演奏の精度とリズムの組み立てで存在感を示している。

グループ名を追うと、Chicはギター、ベース、ドラムの土台がはっきりしたバンドで、そこにボーカルとホーン、キーボードが重なっていく構成。Nile Rodgersのカッティング・ギターとBernard Edwardsのベースが軸にある点は、この作品でも作品全体の骨格として意識しやすいところだ。

1981年のChicという位置づけ

1981年のChicは、ディスコの文脈を引き継ぎつつ、よりファンク寄りの手触りを持った時期として捉えやすい。『Take It Off』もその流れの中にある作品で、ダンス・ミュージックとしての機能性と、バンド演奏の輪郭が前に出るタイプの1枚。ディスコの華やかさだけでなく、リズムセクションの細かい動きや、声の掛け合いの配置に耳が向く内容だ。

同時代のファンク/ダンス・ミュージックと比べると、Chicは派手な装飾よりも、演奏の組み合わせで曲を組み上げていく印象が強い。そうした作りは、後のダンス・ミュージックやR&Bにもつながる流れとして語られることが多い。

サウンドの聴きどころ

この作品でまず目立つのは、ギターとベースの噛み合い方。Nile Rodgersの細かいストロークと、Bernard Edwardsの動くベースラインが、リズムを前へ押していく。そこにドラム、キーボード、ホーンが加わり、曲の中でグルーヴの密度が上がっていく作りだ。

ボーカル面では、リードとコーラスの受け渡しが重要な要素。Chicらしいアンサンブル感があり、ひとりの歌を前面に出すというより、バンド全体でフレーズを積み重ねていく感触がある。

Chicの代表曲とのつながり

Chicといえば『Le Freak』『Good Times』が代表曲としてよく挙がるが、『Take It Off』もその延長線上で、バンドの基本形がよく見える時期の作品として捉えられる。ヒット曲中心のイメージとは少し違い、バンドの演奏とアレンジの組み立てに目が向くところがある。

まとめ

『Take It Off』は、1981年のChicが持っていたファンク/ディスコの手触りを、そのままパッケージしたような作品。Nile RodgersとBernard Edwardsを核にした演奏の強さ、ホーンやコーラスを含めたバンド・アンサンブル、そしてダンス・ミュージックとしての推進力がまとまっている1枚だ。

トラックリスト

  • A1 – Stage Fright (3:55)
  • A2 – Burn Hard (5:12)
  • A3 – So Fine (4:10)
  • A4 – Flash Back (4:28)
  • A5 – Telling Lies (2:28)
  • B1 – Your Love Is Cancelled (4:12)
  • B2 – Would You Be My Baby (3:34)
  • B3 – Take It Off (5:12)
  • B4 – Just Out Of Reach (3:45)
  • B5 – Baby Doll (3:10)

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2026.06.16