Chuck & Mary Perrin – The Chuck And Mary Perrin Album (1968)
Chuck & Mary Perrin『The Chuck And Mary Perrin Album』について
Chuck & Mary Perrinは、兄妹によるフォーク・デュオ。『The Chuck And Mary Perrin Album』は1968年に録音された作品で、アメリカとヨーロッパのレーベル事情を経て2015年に再発盤が出たレコードだ。アコースティックな演奏を軸にしたフォーク・ロック作品として案内されている。
作品の成り立ち
このアルバムは、1968年12月の金曜日と土曜日に、イリノイ州サウス・パーキンのGolden Voice Sound Studiosでライヴ録音されたものとされている。オリジナルはChuck Perrin自身のレーベル、Webster’s Last Wordから出ていた盤で、2015年盤はその音源を原盤テープからリマスターした再発盤。ライナーノートにあたる情報として、未公開写真を収めたインサートと歌詞が付属し、見開きジャケットも当時の仕様を再現した形になっている。
再発盤のポイント
2015年盤は、Wah Wah Records Supersonic Sounds(EU)とLight In The Attic(USA)による流通で、ライセンス再発という位置づけ。オリジナル盤のゲートフォールド仕様を踏襲しつつ、音源面ではオリジナルテープからのリマスターが売りになっている。コレクション的には、初出時の空気感を残しながら、資料面を補った再発盤という印象だ。
音楽性と聴きどころ
ジャンル表記はRock、Folk、World, & Country、スタイルはFolk Rock、Acoustic。ChuckとMaryの兄妹デュオという編成から、声の重なりやギターの弾き方が曲の中心にある作品として受け取れる。大編成のロックというより、歌と演奏の距離が近いタイプの録音。ライヴ録音であることも含めて、スタジオ作品よりも演奏の呼吸が見えやすい盤だ。
1960年代末のアメリカのフォーク・ロック周辺には、シンガー・ソングライター的な書き方と、伝統曲やアコースティックな手触りを行き来する作品が多い。このアルバムも、その時代の流れの中で聴かれる1枚といえる。兄妹デュオという点では、男女の歌声の対比や、素朴なアンサンブルを持つフォーク・アクトと並べて語られることがありそうだ。
作品の位置づけ
Chuck & Mary Perrinにとっては、兄妹デュオとしての表現を記録したアルバム。オリジナル盤が自前のレーベルから出ていることもあり、活動の実態がそのまま反映された作品として見えやすい。2015年の再発で、その音源と当時の仕様があらためて整理されている形だ。
まとめ
『The Chuck And Mary Perrin Album』は、1968年録音の兄妹フォーク・デュオ作品を、2015年に原盤テープからリマスターして復刻したレコード。見開きジャケットの再現、未公開写真、歌詞付きのインサートなど、当時の資料性も意識した再発盤になっている。アコースティック主体のフォーク・ロックとして、ライヴ録音ならではのまとまりが感じられる一枚。
トラックリスト
- A1 – Commencement (3:27)
- A2 – Violets Of Dawn (2:56)
- A3 – Mornings (3:23)
- A4 – You Knew All Along (3:09)
- A5 – Don’t Know Why I Love You Like I Do (1:55)
- B1 – Song For Canada (4:10)
- B2 – Babe Can You See (2:30)
- B3 – Circus Of Sour (2:40)
- B4 – Younger Generation (2:45)
- B5 – To A Better Life (2:30)