Head Machine – Orgasm (1970)
Head Machine『Orgasm』について
Head Machineは、イングランド出身のロック・プロジェクトで、1970年に活動したユニットだ。『Orgasm』はその代表的な作品として知られているアルバムで、オリジナルの発表は1970年。ここで取り上げる盤は2007年にヨーロッパでリリースされたものになる。
メンバーには、Ken Hensley、Lee Kerslake、Brian Glascock、John Glascock、David Paramorが参加している。Ken HensleyとLee Kerslakeは、その後Uriah Heepでも再び顔を合わせることになる組み合わせで、そうした人脈の流れの中で生まれた作品でもある。
サウンドの印象
ジャンルはロック、スタイルはサイケデリック・ロック。70年代初頭らしい硬質さと、当時のサイケデリックな感覚が重なるタイプの作品として捉えられることが多い。演奏主体の色合いが強く、バンドというよりプロジェクトらしいまとまり方が印象に残る盤だ。
作品の位置づけ
このアルバムは、Ken HensleyとLee KerslakeがToe Fatに参加する前に録音した企画盤として位置づけられる。もともとはThe Godsの3作目として出る案もあったという経緯があり、バンドの延長線上にありながら、独立したプロジェクトとして成立しているところが特徴的だ。
プロデュースはDavid Paramor。The Godsの作品も手がけていた人物で、当時の英国ロック周辺の制作ラインを感じさせるクレジットになっている。
同時代の文脈
1970年前後の英国ロックには、ハードロックへ向かう流れと、サイケデリックな感触を引きずる流れが並走していた。Head Machine『Orgasm』も、その境目に置かれた作品として見ると輪郭がつかみやすい。Uriah HeepやThe Gods周辺の人脈を思わせる点も、この時代らしいつながりだ。
まとめ
『Orgasm』は、Head Machineという短命なプロジェクトの中で残されたアルバムで、1970年の英国ロック史の一断面を切り取ったような作品だ。盤としては2007年リリースのものが流通しているが、作品そのものの位置づけはあくまで1970年のオリジナルにある。
トラックリスト
- A1 Climax – You Tried To Take It All (6:52)
- A2 Make The Feeling Last (3:38)
- A3 You Must Come With Me (4:55)
- A4 The Girl Who Loved, The Girl Who Loved (3:35)
- B1 Orgasm (8:54)
- B2 The First Time (5:00)
- B3 Scattering Seeds (3:21)