Zlatko Manojlović – Jednoj Ženi (1983)

Zlatko Manojlović『Jednoj Ženi』について
Zlatko Manojlovićの『Jednoj Ženi』は、1983年に発表されたロック作品で、ジャンルとしてはプログレッシブ・ロックに位置づけられる一枚。Zlatko Manojlovićはセルビア出身のギタリスト、作曲家、シンガーで、旧ユーゴ圏の複数のロック・バンドで活動してきた人物として知られる。ソロ作では、そのキャリアの中で培った演奏力と作曲感覚がまとまった形で表れている印象だ。
作品の輪郭
本作は、ロックを土台にしながら、楽曲の展開や構成にプログレッシブ・ロックらしい要素を含む作品として捉えられる。ギターを軸にした進行、曲ごとの構成の変化、リズムの組み立てなど、演奏面に耳が向きやすい内容。派手な装飾というより、楽曲の流れと演奏の連動で聴かせるタイプの作品という印象。
録音の雰囲気は、1980年代前半のロック作品らしい質感を持つ。音の輪郭は比較的はっきりしていて、バンド演奏のまとまりが前に出る場面が多い。ギターの存在感が大きく、曲の推進力を支える役割を担っている。
アーティストの位置づけ
Zlatko Manojlovićは、旧ユーゴスラビアのロック・シーンでDžentlmeni、Fleš、Dah、Gordiといったバンドに関わってきたギタリストであり、本作もその流れの中にあるソロ活動の一作。1984年以降はドイツで活動し、国際的な仕事も重ねていくが、『Jednoj Ženi』はその前段階にあたる時期の作品として見ることができる。
この時期のユーゴ圏ロックは、ハードロックやプログレッシブ・ロックの要素を持つ作品が多く、演奏力を前面に出す流れも強かった。その文脈の中で見ると、本作もギタリスト主導のロック作品として位置づけやすい。
盤としての情報
- アーティスト: Zlatko Manojlović
- タイトル: Jednoj Ženi
- 作品の年: 1983年
- 盤のリリース年: 1986年
- ジャンル: Rock
- スタイル: Prog Rock
1983年の作品として捉えると、Zlatko Manojlovićの作曲家・ギタリストとしての輪郭が見えやすい一枚。ロックの骨格を保ちながら、プログレッシブな組み立てを含む内容として整理できる。
トラックリスト
- A1 Jednoj Ženi (Instrumental)
- A2 Balada Za Tebe
- A3 Ponekad Ću Da Ti Se Javim
- A4 Hej, Šta Radiš
- B1 Trebaš Mi
- B2 Volim Vas Zauvek
- B3 Sweet, Sweet, Credit
- B4 Nikad Neću Biti Tvoj
- B5 Lovac Na Snove (Instrumental)
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Trettioåriga Kriget – Efter Efter (2011)

Trettioåriga Kriget『Efter Efter』について
『Efter Efter』は、スウェーデンのプログレッシブ・ロック・バンド、Trettioåriga Krigetが2011年に発表した作品。バンド名は英語にすると「Thirty Years War」で、1970年にストックホルム南部のサルツヨーバーデンで結成された。70年代のスウェーデン・プログレを代表する存在のひとつとして語られることが多いグループで、この作品もそうした流れの中に置かれるアルバムだ。
バンドの流れの中での位置づけ
Trettioåriga Krigetは1974年のデビュー作『Trettioåriga Kriget』を皮切りに、『Krigssång』、『Hej på er!』、『Mot alla odds』と作品を重ね、その後はKriget名義での活動や解散、再結成を経てきた。2004年の『Elden av år』、2007年の『I början och slutet』に続く流れの中で登場するのが、この『Efter Efter』になる。再結成後の制作が定着していく時期の作品として見ることができる。
サウンドの印象
演奏はロックを軸にしながら、プログレッシブ・ロックらしい展開の組み立てが感じられる内容。リズムは一定の推進力を保ちながら進み、ギターとベース、ドラムの絡みが曲の骨格を作っていくタイプの音像だ。録音は過度に飾らず、各楽器の輪郭が追いやすい仕上がり。70年代から続くバンドの文脈を引きつつ、2011年時点の制作としてまとめられている印象がある。
時代背景と文脈
Trettioåriga Krigetは、スウェーデンのプログレ・ムーヴメントに数えられるバンドのひとつ。70年代の北欧プログレは、長尺の構成やアンサンブルの緻密さ、ロックを基盤にした組曲的な展開が特徴として語られることが多いが、このグループもその流れの中で独自性を築いてきた。『Efter Efter』は、そうした歴史の延長線上にある2010年代の作品として捉えやすい。
メンバー
- Dag Lundquist
- Mats Lindberg
- Christer Åkerberg
- Robert Zima
- Stefan Fredin
関連情報
- アーティスト公式サイト: http://www.trettioarigakriget.com/
- Bandcamp: https://trettioarigakriget.bandcamp.com/
- Spotify: https://open.spotify.com/artist/1ipWSA4QSeDPzdML4dxniT
- YouTube: https://www.youtube.com/@30arigakriget
2011年のTrettioåriga Krigetを確認するうえで、ひとつの節目として置かれる作品。バンドの歩みと、スウェーデン・プログレの系譜が重なる位置にあるアルバムだ。
トラックリスト
- A1 Mannen På Bänken
- A2 Barnet
- A3 Tavlan
- A4 The Dance
- B1 Glorious War
- B2 Till En Sputnik
- B3 Efter Efter
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Pete And Royce – Suffering Of Tomorrow (1980)

Pete And Royce / Suffering Of Tomorrow
ギリシャ出身のシンフォニック・プログレ・バンド、Pete And Royceが1980年に発表した初期作。ギター/ヴォーカルのPanagiotis “Pete” TsirosとベースのElias Porfirisを軸に、鍵盤、もう1本のギター、ドラムを加えた編成で形になった作品である。2013年にヨーロッパ盤として再発されており、オリジナル期の空気を今に伝える一枚という位置づけになる。
作品の輪郭
サウンドは、プログレッシブ・ロックを基盤に、スペース・ロックやサイケデリック・ロックの要素が重なる内容。ギターとキーボードが前に出る場面がありつつ、リズム隊が曲の流れを支える構成で、直線的に進むというより、組曲的な展開やパートの切り替えを感じさせるタイプの作品である。録音も当時の自主制作盤らしい質感を持つものとして受け取れる。
バンドの背景
Pete And Royceは1979年夏に結成されたギリシャのシンフォニック・プログレ・バンド。音楽面では、シンプルなオリエンタル要素やビザンティン音楽の感覚を取り込んでいる点が特徴とされている。歌詞には宗教的な要素が見られ、当時のギリシャの状況を考えても珍しいものだったようだ。
本作「Suffering From Tomorrow」は1980年に自主リリースされた最初期のアルバムで、Tsirosがすでに書き上げていた楽曲素材を中心にまとめられている。バンドはその後、1981年に2作目「Days Of Destruction」を発表し、1982年に解散。Pete TsirosはのちにRoyceとの名義で、1984年にファンク/ディスコ寄りのLPも残している。
同時代の文脈
1980年前後のギリシャでは、プログレやハードロックの作品が少数ながら生まれていた時期で、独立制作でのリリースは簡単ではなかったはずだ。その中で、民族的な旋律感や宗教的なテーマを含むプログレ作品として出てきたのが、このアルバムの面白さでもある。ヨーロッパのプログレ文脈の中でも、地域性がはっきり出た一枚という印象である。
メンバー
- Βασίλης Γκίνος
- Panagiotis “Pete” Tsiros
- Christos Tsanakas
- Ilias Porfiris
バンドの詳細や音源は、公式Bandcampでも確認できる。初期ギリシャ・プログレの流れを知るうえで、ひとつの手がかりになる作品である。
トラックリスト
- A1 Flickering Light
- A2 It’s So Unreal
- A3 Flowers
- A4 Suffering Of Tomorrow
- B1 Time
- B2 Maybe
- B3 Face Of The Moon
- B4 Round Your Grave
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Jerry Garcia – Garcia (Compliments) (1974)

Jerry Garcia『Garcia (Compliments)』について
Jerry Garciaは、グレイトフル・デッドの中心人物として知られるミュージシャンで、ギター、バンジョー、ペダル・スティール・ギター、そしてヴォーカルまでこなす存在だ。ここで取り上げる『Garcia (Compliments)』は、1974年にリリースされたソロ作で、ロックを軸にフォーク・ロック、カントリー・ロック、ロックンロールの要素が並ぶ作品になっている。
作品の輪郭
このアルバムでは、バンドの大きな音圧や長尺の即興というより、曲そのものの輪郭が見えやすい。アコースティック寄りの手触りや、カントリー由来のリズム感、ロックンロールの軽い推進力が自然に混ざる構成で、Jerry Garciaのソロ作品らしいまとまりがある。
録音の雰囲気も、派手に押し出すというより、演奏の細部が耳に入りやすい質感。ギターのフレーズ、ペダル・スティールの伸び、歌の置き方が、それぞれ前に出たり引いたりしながら進む印象だ。
1974年という位置づけ
1974年は、アメリカのロックがフォークやカントリーの要素を取り込みながら広がっていた時期でもある。その流れの中で、この作品はJerry Garciaのルーツに近い感覚を、ソロ名義で整理した一枚として捉えやすい。グレイトフル・デッドの文脈を知ると、なおさら彼の歌と演奏の個性が見えやすい作品でもある。
サウンドの印象
- リズムは直線的で、過度に崩さない進行
- 質感は乾いた手触りと、楽器の分離感が目立つ方向
- フォーク・ロック寄りの素朴さと、カントリー・ロックの軽さが同居
- ロックンロールの基本的な推進力も感じやすい構成
Jerry Garciaという人物像
Jerry Garciaは1942年にサンフランシスコで生まれ、1960年代前半から活動を始めた。サンフランシスコ周辺のバンド活動を経て、1965年にはグレイトフル・デッドの前身となる編成がまとまり、アシッド・テストの場に登場していく。そうした背景を踏まえると、このソロ作にも、彼の音楽的な出自がそのまま表れているように見える。
Bob Dylanが「彼の偉大さや人間として、演奏者としての大きさを測る方法はない」と語ったという言葉も、Jerry Garciaの存在感をよく示している。『Garcia (Compliments)』は、その大きなキャリアの中で、彼の歌と演奏を比較的まっすぐに味わえる作品のひとつとして置けそうだ。
盤について
ここで扱うのは2015年リリースの盤。作品そのものは1974年のオリジナル・リリースに属する内容で、当時の空気を受けたロック/フォーク/カントリーの交差点が、そのまま記録されている。
トラックリスト
- A1 Let It Rock (3:12)
- A2 When The Hunter Gets Captured By The Game (2:46)
- A3 That’s What Love Will Make You Do (3:42)
- A4 Russian Lullaby (3:04)
- A5 Turn On The Bright Lights (5:04)
- B1 He Ain’t Give You None (3:25)
- B2 What Goes Around (3:07)
- B3 Let’s Spend The Night Together (3:40)
- B4 Mississippi Moon (3:06)
- B5 Midnight Town (3:12)
関連動画
- Jerry Garcia – Let It Rock
- Jerry Garcia – When The Hunter Gets Captured By The Game
- That’s What Love Will Make You Do – JGB – Warfield Theatre – San Francisco, CA – 1/28/93
- Jerry Garcia – Turn On The Bright Lights
- He Ain’t Give You None – Garcia & Saunders – Great American Music Hall – San Francisco, CA – 8/24/74
Matterhorn – Outside (2020)

Matterhorn『Outside』
ノルウェー・トロンハイム出身のプログレッシブ・ロック/オルタナティヴ・ロック・バンド、Matterhornによる『Outside』は、2020年に発表された作品である。メンバーはTommy Halseth。ロックを軸にしながら、Prog RockとAlternative Rockの要素を行き来する構成になっている。
作品の輪郭
本作は、バンド名義の作品として、アーティストの方向性をそのまま示すような位置づけの1枚と見てよさそうだ。曲展開やリズムの組み立てにプログレッシブ・ロックらしい流れがありつつ、音のまとめ方にはオルタナティヴ・ロック寄りの感触もある。派手な装飾に寄りすぎず、曲そのものの構造を前に出すタイプの印象である。
サウンドの印象
録音の雰囲気は、輪郭を保ったまま進むロック・サウンドという印象に近い。リズムは一定の推進力を持ち、展開の切り替えで曲の表情を変えていく形が想像しやすい。ギターを中心にした質感と、過度に加工しすぎないまとまりが、このジャンルの文脈に沿った作り方として感じられる。
プログレッシブ・ロックの要素がある一方で、オルタナティヴ・ロックの持つ直線的な感触も併せ持つあたりが、この作品の特徴になっているように見える。70年代的な長大な組曲性というよりは、現代のロック作品として整理された構成の中に、変化を織り込んでいくタイプの流れである。
同時代的な位置づけ
2020年という発表年を踏まえると、本作は現代の北欧ロックの流れの中で捉えやすい。プログレッシブ・ロックを下敷きにしながら、オルタナティヴ・ロックの感覚でまとめるスタイルは、ジャンルの境界をまたぐ近年の制作姿勢とも重なる。
トロンハイムという土地柄も含め、北欧のロック作品らしい整った構成感がうかがえる1枚である。
まとめ
『Outside』は、Matterhornのロック指向をそのまま示す作品であり、プログレッシブ・ロックとオルタナティヴ・ロックの交差点に置ける内容である。曲の展開、リズムの運び、音のまとまり方に、バンドの方向性が見えやすいアルバムとして受け取れる。
トラックリスト
- A1 Outside
- A2 Aura Noire
- A3 Bruit Blanc
- A4 Aorta
- B1 Last Page
- B2 Oceana
- B3 Silhouette
- B4 Døden Og Meg
Talk Talk – The Colour Of Spring (1986)

Talk Talk『The Colour Of Spring』
Talk Talkは、1981年にロンドンで結成されたイギリスのバンド。シンセポップとアートロックをまたぐ存在として知られ、1986年に発表された本作『The Colour Of Spring』は、彼らの作品の中でも大きな転換点にあたるアルバムだ。
それまでのシンセポップ寄りの作風から少し距離を取り、演奏や音の重なりをより前面に出した構成。リズムはきっちりと組まれつつも、音の隙間や余白が印象に残る。キーボード、ベース、ドラムの配置も含めて、整ったポップの流れの中に、実験的な手つきが入っている感じがある。
サウンドの特徴
この時期のTalk Talkらしく、音数を詰め込みすぎない作りが目立つ。打ち込み的な質感よりも、生楽器の鳴りや録音の空気感が前に出る場面が多い。曲によっては静かな立ち上がりから徐々に厚みを増していく流れもあり、アルバム全体としてもメリハリのある構成になっている。
Mark Hollisの歌は、メロディをはっきり追いながらも、感情を過剰に押し出しすぎないところがある。そこにPaul Webbのベース、Lee Harrisのドラム、そしてSimon Brennerのキーボードが重なり、バンドとしてのまとまりがよく出ている。
作品の位置づけ
『The Colour Of Spring』は、Talk Talkがより実験的な方向へ進んでいく流れの入口にあるアルバムとして語られることが多い。1980年代前半のUKポップ/シンセポップの文脈から出発しながら、この作品ではアートロック寄りの感触がはっきりしてくる。後年の評価が高い終盤2作につながる前段階としても重要な一枚といえる。
また、制作面ではSimon Brennerが録音に参加し、続く時期のバンドの音作りにも関わっていく。編成の上では4人だが、スタジオ作品ではその役割がかなり大きい時期でもある。
同時代とのつながり
1986年というと、UKではシンセポップが広く定着していた一方で、バンド主体の音作りへ戻る動きや、より内省的なアレンジを取り入れる流れも見えていた時期。本作はそうした空気の中で、ポップソングの形を保ちながら音の組み立てを少しずつずらしていくアルバムとして捉えやすい。
結果として『The Colour Of Spring』は、Talk Talkのディスコグラフィーの中でも、ポップと実験の境目に置かれた作品として印象に残る。1986年のUKロック/ポップの流れの中で見ても、静かに存在感を増していくタイプのアルバムだ。
トラックリスト
- A1 Happiness Is Easy
- A2 I Don’t Believe In You
- A3 Life’s What You Make It
- A4 April 5th
- B1 Living In Another World
- B2 Give It Up
- B3 Chameleon Day
- B4 Time It’s Time
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Josef K – Young And Stupid / Endless Soul (1987)

Josef K「Young And Stupid / Endless Soul」について
Josef Kは、スコットランド・エディンバラ出身のポストパンク・グループ。1979年に結成され、1982年に活動を終えている。
この「Young And Stupid / Endless Soul」は1987年の作品で、UKリリースのシングルとして残されている。
バンドの背景
メンバーはPaul Haig、Malcolm Ross、David Weddell、Ronnie Torrance。Paul Haig、Malcolm Ross、David Weddellは以前、The Exploitedのドラマーを含むTV Artでも活動していた。
同じ学校であるエディンバラのFirrhill High Schoolで顔を合わせていたことも、このバンドの出発点になっている。
バンド名は、フランツ・カフカの小説『審判』の主人公から取られている。ポストパンクの文脈に置くと、文学由来の名前も当時らしい要素のひとつに見える。
作品の位置づけ
1980年代後半のUKロックの中で、Josef Kのようなバンドはニューウェイヴとポストパンクの境目を意識させる存在として語られることが多い。
この作品も、その流れの中にある一枚として捉えやすい。
タイトル曲「Young And Stupid」と「Endless Soul」という組み合わせからは、シングルらしいまとまりがうかがえる。録音の質感やリズムの運びには、ポストパンクらしい硬さと、ニューウェイヴ寄りの整った感触が重なっているように見える。
サウンドの印象
Josef Kの音楽は、ギターの切れ味、タイトなリズム、必要以上に飾らない録音の雰囲気が特徴として挙げられやすい。
この作品でも、そうした要素が前面に出るタイプの一枚として受け取れそうだ。
関連情報
- アーティスト名: Josef K
- タイトル: Young And Stupid / Endless Soul
- リリース年: 1987年
- リリース国: UK
- ジャンル: Rock
- スタイル: New Wave, Post-Punk
公式サイトや関連ページも残っており、バンドの活動史をたどりやすい環境がある。
1980年代のUKポストパンクを振り返るうえで、Josef Kの名前とこの作品は、ひとつの線でつながる存在。
トラックリスト
- A1 Heart Of A Song
- A2 Endless Soul
- A3 Citizens
- A4 Variation Of A Scene
- A5 It’s Kinda Funny
- A6 Sorry For Laughing
- B1 Chance Meeting
- B2 Heaven Sent
- B3 Drone
- B4 Sense Of Guilt
- B5 Revelation
- B6 Romance
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Arabs In Aspic – Progeria (2003)

Arabs In Aspic『Progeria』について
ノルウェーのヘヴィ・プログレッシブ・ロック・バンド、Arabs In Aspicによる『Progeria』は、2003年に発表された作品。2021年盤としてあらためて流通したレコードで、バンドの初期像を知るうえで重要な一枚として扱える内容だ。
バンドの輪郭
Arabs In Aspicは、1997年にノルウェー・トロンハイムで結成されたグループ。70年代ロックの感触を土台にしつつ、重いギターとドラム、12弦アコースティック、ファンキーなベース、パーカッション、ハモンド・オルガン、フェンダー・ローズ、メロトロン、1970年代的なシンセまでを組み合わせるスタイルで知られている。メンバーには Erik Paulsen、Jostein Smeby、Stig Arve Kvam Jørgensen、Tommy Ingebrigtsen、Eskil Nyhus、Alessandro Elide が名を連ねる。
サウンドの印象
ジャンル表記は Rock、スタイルは Prog Rock。実際の音像も、その枠組みに沿った作りになっているようだ。リズムはしっかり前に出て、ギターとオルガンが厚みを作り、そこに鍵盤類のレイヤーが重なる構成。録音の雰囲気も、現代的に整えすぎるというより、楽器の鳴りをそのまま並べたような質感が想像しやすい。演奏の密度と、70年代志向の音色選びがポイントになっている作品と見てよさそうだ。
位置づけ
2003年作という時点で、Arabs In Aspicがまだ初期の段階にいたことがうかがえる。のちにバンドの持ち味として語られるであろう、重さとメロディ、オルガンやアコースティック楽器の併置、コーラスの積み重ねといった要素が、この時点から意識されていた可能性が高い。ノルウェーのプログレ・シーンの中でも、古典的なロックの語法を強く引き継ぐタイプのバンドとして捉えやすい一作。
作品について
タイトルの『Progeria』は作品名として強い印象を残すが、内容面では、派手な奇抜さよりも、バンドの基本線を確認するような作りに重心があるように見える。重いギター、ハモンド、シンセ、ハーモニーという要素の組み合わせは、このバンドのプロフィールをそのまま音にしたような並びだ。
- アーティスト: Arabs In Aspic
- タイトル: Progeria
- オリジナル・リリース年: 2003年
- 盤のリリース年: 2021年
- 国: Norway
- ジャンル: Rock
- スタイル: Prog Rock
70年代ロックの要素を軸にしたノルウェー産プログレとして、Arabs In Aspicの出発点を確認できるタイトルだ。
トラックリスト
- A1 Progeria (1:47)
- A2 Silver Storm (8:01)
- B1 Shelob’s Cave/The Great Shelob/Wizard In White (7:38)
- B2 Megalodon (9:51)
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Siouxsie & The Banshees – Kaleidoscope (1980)

Siouxsie & The Banshees『Kaleidoscope』
Siouxsie & The Bansheesの『Kaleidoscope』は、1980年に発表された作品。ロンドンで1976年に結成されたU.K.バンドによる、ニュー・ウェイヴ/ポストパンク期の流れをはっきり示す一枚だ。ヴォーカルのSiouxsie Sioux、ベースのSteven Severinを軸に、当時の編成でバンドの輪郭が固まっていく時期のアルバムでもある。
作品の雰囲気
リズムは硬質で、ベースの動きが前に出る場面が多い。ギターやドラムも含めて、音の隙間を残しながら組み立てる感触があり、録音全体にも冷えた質感がある。派手に押し切るというより、細部の配置で緊張感を作るタイプのサウンドだ。
ニュー・ウェイヴとポストパンクの文脈に置くと、装飾を抑えたアレンジ、反復するリズム、低音の存在感がこの時代らしい要素として見えてくる。1980年という年の空気をそのまま映したような、初期バンドの重要作という位置づけになりそうだ。
バンドの流れの中で
Siouxsie & The Bansheesは編成の変化が多いバンドとしても知られるが、『Kaleidoscope』の時期には、後の展開につながる人選が入ってくる。John McGeochがギターで参加し、Budgieがドラムを担当する体制へ移っていく流れの入口でもある。バンドの音像が次の段階へ進む前触れのような作品、と見ることもできる。
同時代との関わり
1980年前後の英国では、パンク以後の表現がニュー・ウェイヴやポストパンクとして広がっていた。その中でSiouxsie & The Bansheesは、鋭いリズム感と独特の間合いを持つバンドとして存在感を強めていく。『Kaleidoscope』も、その流れの中で位置づけやすいアルバムだ。
リリース情報
- アーティスト: Siouxsie & The Banshees
- タイトル: Kaleidoscope
- オリジナルリリース年: 1980
- リリース国: Japan
- ジャンル: Rock
- スタイル: New Wave, Post-Punk
1980年のSiouxsie & The Bansheesを知るうえで、ひとつの節目になるタイトルだ。
トラックリスト
- A1 Happy House (3:52)
- A2 Tenant (3:40)
- A3 Trophy (3:19)
- A4 Hybrid (5:32)
- A5 Clockface (1:53)
- A6 Lunar Camel (3:03)
- B1 Christine (3:00)
- B2 Desert Kisses (4:16)
- B3 Red Light (3:22)
- B4 Paradise Place (4:34)
- B5 Skin (3:49)
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Solaris – 1990 (1990)

Solaris『1990』について
ハンガリーのシンフォニック・プログレッシブ・ロック・バンド、Solarisによる1990年の作品。フルート、キーボード、ギターを軸にした編成で、インストゥルメンタル寄りの構成が想像しやすい一枚だ。ジャンル表記はElectronic、Rock、スタイルはProg Rock、Symphonic Rock。バンドの持つ演奏主体の組み立てが、そのまま作品の輪郭になっている。
バンドの背景
Solarisは1980年2月、ブダペストの大学生たちによって結成された。結成メンバーは、Kollár Attila(フルート)、Erdész Róbert(キーボード)、Cziglán István(ギター)、Seres Attila(ベース)、Tóth Vilmos(ドラム)。その後、80年代半ばにはドラムがGömör Lászlóに、ベースがPócs Tamásに交代している。現在のラインナップにはBogdán Csaba、Kisszabó Gáborも加わっている。
『1990』の位置づけ
この作品は、1990年にハンガリーで出たSolarisのオリジナル・リリース。バンド名義のディスコグラフィーの中でも、90年代の入口にあたる時期の記録として見える。80年代のプログレ文脈を引き継ぎつつ、電子的な要素も含む構成が、この時代の空気につながっている。
サウンドの印象
フルートとキーボードが前に出る編成だけに、旋律の受け渡しがはっきりしている。リズム隊は派手に押し出すというより、曲の流れを整える役回りに見える。録音はスタジオ作品らしいまとまりがあり、各楽器の輪郭を追いやすいタイプ。シンフォニック・ロックらしい展開の積み重ねと、電子音の使い方が並ぶところがポイントになりそうだ。
同時代とのつながり
ハンガリーのプログレ・ロックという文脈では、欧州圏のシンフォニック系の流れと接点を持つ作品として捉えやすい。1970年代的な組曲志向や演奏主導の作りを引きずりながら、1990年という時期らしく、ロックと電子音の接続も見える一枚。
クレジット
- アーティスト: Solaris
- タイトル: 1990
- リリース年: 1990年
- 国: ハンガリー
- ジャンル: Electronic, Rock
- スタイル: Prog Rock, Symphonic Rock
トラックリスト
- 1980
- A1 A Viking Visszatér (4:00)
- A2 Ellenpont (4:03)
- A3 Óz (5:12)
- A4 Mickey Mouse (3:16)
- A5 Éden (6:04)
- Los Angeles 2026
- B1 Los Angeles 2026 (23:21)
- Éjszakai Tárlat
- C1 Éjszakai Tárlat I. (6:09)
- C2 Éjszakai Tárlat II. (Szabadjáték) (7:32)
- C3 Éjszakai Tárlat III. (Éjféli Valcer) (3:33)
- C4 Éjszakai Tárlat IV. (Józsi Mátészalkára Megy) (5:58)
- C5 Éjszakai Tárlat V. (1990) (4:42)
- Ünnepi Koncert
- D1 E-Moll Concerto (Allegro Con Molto) (3:40)
- D2 Paella (2:30)
- D3 A Kígyó Szive (3:20)
- D4 Ez Nem Kán-Kán (0:56)
- D5 Magyar Tánc (3:33)
- D6 Duó (4:26)
- D7 Solaris 1990 (4:15)
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Daisaku Yoshino – ランプ製造工場 (1974)

Daisaku Yoshino「ランプ製造工場」について
「ランプ製造工場」は、Daisaku Yoshinoによる1974年の作品。日本のアーティストによる、フォークロックを軸にしたレコードとして位置づけられる一枚だ。アーティストは1951年生まれで、70年代前半の日本のロック/フォークの流れの中に置いて見ると、当時の空気感が見えやすい。
作品の輪郭
ジャンル表記はRock、Folk、World, & Country、スタイルはFolk Rock。つまり、ロックの構成感を持ちながら、フォーク由来の弾き語り感や歌の前面性が意識されるタイプの作品として捉えられる。日本制作・日本リリースの作品で、70年代の国産フォークロックの文脈に沿うタイトルと言える。
サウンドの印象
フォークロックらしく、リズムは派手さよりも曲の流れを支える役割が中心になりやすい。録音の質感も、当時らしい素朴さや近さを感じさせる方向に収まっている可能性が高い。アコースティックな響きとバンドの鳴りが重なる、70年代前半の日本作品らしい手触り。
作品の位置づけ
1974年のオリジナル作品として見ると、Daisaku Yoshinoの活動期の中でも、70年代のフォークロック的な表現を示す一作として受け取れそうだ。日本の同時代作品の中でも、歌を中心に据えたロックの流れに接続する内容として整理できる。
ひとことでまとめると
「ランプ製造工場」は、1970年代の日本のフォークロックの空気を映す作品。ロックの骨格とフォークの歌心が重なる、時代性の見えやすい一枚だ。
トラックリスト
- A1 風の街から
- A2 掘っ立て小屋のある街
- A3 六月の空
- A4 朝陽のように
- B1 朝の賛歌
- B2 あの丘から遠く離れて
- B3 特急列車に乗って
- B4 自由
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Sacred Miracle Cave – Liquid In Me (1990)

Sacred Miracle Cave「Liquid In Me」について
Sacred Miracle Caveの「Liquid In Me」は、1990年に発表されたロック作品。アーティストはUSのオルタナティヴ・ロック・バンドとして知られ、活動期は1980年代後半から1990年代初頭にかけてのものになる。ここでは、オルタナティヴ・ロックを軸に、スペース・ロックやサイケデリック・ロックの要素が重なる構成として捉えられる。
作品の輪郭
本作は、ロックの基本形を土台にしながら、音の広がりや反復を意識したつくりが特徴になりやすいタイプの作品。リズムは前に出すぎず、一定の推進力を保ちながら進む印象で、ギターや音像の重なりが曲の空気を形づくる場面が目立つ。
録音の質感は、90年代初頭のオルタナティヴ周辺らしい、やや生々しさを残した響きとして受け取れる。きれいに整えすぎない手触りの中で、サイケデリック寄りの揺れや、スペース・ロック的な空間の使い方が見えてくる内容。
アーティストの流れの中で
Sacred Miracle Caveにとって「Liquid In Me」は、活動期の空気をそのまま映したような一枚として位置づけられる。USのオルタナティヴ・ロックが、同時期のインディー・ロックやサイケデリックな感覚と接続していく流れの中で、その輪郭を示す作品でもある。
メンバーにはChris Bagarozzi、Rob Walther、Allen Clark、Keith Telligman、Betsy Palmerが名を連ねる。バンドとしての編成がそのまま音の厚みや役割分担につながっている印象。
同時代の文脈
1990年という時期は、オルタナティヴ・ロックが徐々に広い層へ届き始める前夜のようなタイミングでもある。その中で「Liquid In Me」は、ロックの枠内にとどまりながら、空間性や反復、音の滲みを取り込む方向性を示す作品として見ることができる。
- アーティスト: Sacred Miracle Cave
- タイトル: Liquid In Me
- オリジナルリリース年: 1990年
- リリース国: UK
- ジャンル: Rock
- スタイル: Alternative Rock, Space Rock, Psychedelic Rock
1990年のオルタナティヴ周辺の空気を、ロック、スペース感、サイケデリックな揺れの組み合わせで切り取った一枚、という見方がしやすい。
トラックリスト
- A Liquid In Me
- B1 Motor Takes To Sink
- B2 Sister Blue
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Quantum – Down The Mountainside (2024)

Quantum「Down The Mountainside」について
Scandinaviaのプログレッシブ・ロック・バンド、Quantumによる「Down The Mountainside」は、2024年の作品。Bass playerでシンガーのAnton Ericsson、ドラマーのOlof Simander、ギタリストのFredrik Reinholdsenを軸にしたグループで、メンバーにはMarcus Lundberg、Samuel Walfridssonも名を連ねる。
バンドの背景を見ると、GenesisやKing Crimson系のプログレッシブ・ロックから、The Dillinger Escape Planのようなエクストリーム・メタル、さらにMahavishnu Orchestraに通じるジャズ・フュージョンまで、幅広い要素を参照していることがうかがえる。そうした文脈の中で、この作品もロックを基盤にしながら、変拍子や展開の切り替えを含む構成が想像しやすい一枚。
サウンドの印象
ジャンル表記はRock、スタイルはProg Rock。リズムの組み替えや楽器同士の掛け合いが前に出るタイプの演奏が中心になりそうで、ギター、ベース、ドラムの動きが曲の流れを作っていく作品像。録音の雰囲気も、各パートの輪郭を追いやすい仕上がりが想像される。
この作品の位置づけ
Quantumにとって「Down The Mountainside」は、2024年時点の作品として、バンドの現在地を示す一枚。クラシックなプログレッシブ・ロックの語法を土台にしつつ、より硬質な要素や現代的な緊張感も取り込む姿勢が、このグループの輪郭につながっている。
同時代の文脈
2020年代のプログレッシブ・ロックでは、70年代的な構成美を参照しながら、メタルやフュージョンの要素を重ねるバンドが少なくない。Quantumもその流れの中に置ける存在で、北欧シーンらしい端正さと、複数ジャンルをまたぐ作曲感覚が見えてくる。
作品全体としては、バンドの参照元がそのまま並ぶというより、複数の要素を整理しながら組み上げた印象の一作。タイトルの通り、曲の展開や高低差を意識した構成が置かれていそうなアルバムだ。
トラックリスト
- A1 The Hivemind & The Cockroach
- A2 On The Verge
- A3 Down The Mountainside Pt.1
- A4 Moths & Leaves
- B1 Abstract Bliss
- B2 Dots
- B3 Down The Mountainside Pt.2
- B4 The Last Stone
Orchestra Di Enrico Simonetti – Blue Frog… And Others (1975)

Orchestra Di Enrico Simonetti「Blue Frog… And Others」について
Orchestra Di Enrico Simonettiの「Blue Frog… And Others」は、1975年にイタリアで発表された作品で、ジャズ、ロック、ファンクの要素が交差する一枚である。Enrico Simonettiを中心に、Carlo Pes、Fabio Pignatelli、Massimo Morante、Walter Martino、Nicola Di Staso、Ivanir Mandrake Do Nascimento、Nick Vincentiらが参加している。
サウンドの軸には、ファンクのリズム感とプログレッシブ・ロック寄りの展開が見える構成。ベースとドラムが前に出る場面と、鍵盤やギターが細かく動く場面が行き来するタイプの内容で、ジャズ由来の運びも重なっている。録音の空気感も、70年代イタリア作品らしい手触りを感じさせるものとして捉えられる。
作品の位置づけ
ジャンル表記としては Jazz、Rock、Funk / Soul にまたがり、スタイル面では Funk、Prog Rock に置かれている。こうした組み合わせから、同時代のイタリアン・プログレや、ジャズ・ロック、ファンクを横断する流れの中で理解しやすい作品といえる。
Enrico Simonetti名義のオーケストラ編成という点も特徴で、個々の演奏が前に出るだけでなく、アンサンブル全体のまとまりで聴かせるタイプの内容になっている。1970年代半ばのイタリア産インストゥルメンタル作品の文脈に置くと、ジャンルの境目をまたぐ作りが目につく一枚である。
参加メンバー
- Carlo Pes
- Fabio Pignatelli
- Massimo Morante
- Walter Martino
- Enrico Simonetti
- Nicola Di Staso
- Ivanir Mandrake Do Nascimento
- Nick Vincenti
なお、ここで挙げる2018年の盤は、オリジナルの1975年作品とは別に流通したものとして見ておくと整理しやすい。作品そのものは1975年のイタリア産レコードとして位置づけられる。
トラックリスト
- A1 Blue Frog
- A2 Water Snake
- A3 Lady Murmaid
- A4 Moonlight Fish
- A5 Hally Gator
- B1 Deep Purple
- B2 Laura
- B3 Parlami D’Amore Mariù
- B4 Dindì
- B5 Secret Love
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I Spy – While The War Began (2023)

I Spy『While The War Began』
オランダ・フローニンゲンを拠点とするバンド、I Spyによる『While The War Began』は、2023年のロック作品。ジャンルはArt Rock、Prog Rockに位置づけられている。メンバーはCoos Grevelink、Peter Duinkerken、Aernout Steegstra、Rudolv Van Wijngaarden、Harry Poelmanの5人編成。
作品の概要
バンドの出自はオランダ北部のフローニンゲン。地域色を強く打ち出すタイプというより、ロックの枠組みの中で構成や展開を重視する方向の作品として見ていくのが自然だろう。Art RockとProg Rockという整理からも、曲の流れや演奏の組み立てに比重が置かれていることがうかがえる。
サウンドの印象
リズムや曲の切り替え、音の重なりを軸にした作りが想像される作品群の系統。録音の雰囲気も、バンドの各パートがきちんと分かるようなまとめ方が意識されているタイプと受け取れる。派手な装飾よりも、構成の組み立てや演奏の密度で聴かせるロックの文脈。
位置づけ
2023年作として見ると、I Spyの活動の中でも現在形のバンド・サウンドを示す一枚という位置づけになる。プログレッシブ・ロックやアート・ロックの流れを踏まえつつ、同時代のロック作品として提示されている印象。
基本情報
- アーティスト: I Spy
- タイトル: While The War Began
- リリース年: 2023
- リリース国: Netherlands
- アーティスト出身: Groningen, The Netherlands
- ジャンル: Rock
- スタイル: Art Rock, Prog Rock
バンドの公式サイトは https://ispyband.nl/ となっている。
トラックリスト
- Unforgotten (16:46)
- Fearless (23:02)
- War (21:09)
- Odyssey
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Arnold Bean – Cosmic Bean (1971)

Arnold Bean「Cosmic Bean」について
Arnold Beanの「Cosmic Bean」は、1971年にUSでリリースされたロック作品。メンバーはMichael GuthrieとHerb Guthrieの2人で、フォークロックとサイケデリックロックの要素を軸にした内容として捉えやすい一枚です。アーティストの国もリリース国もUSで、同時代のアメリカン・ロックの流れの中に置いて見ると輪郭がつかみやすい作品です。
サウンドの印象
フォーク由来のアコースティックな感触と、サイケデリックロックらしい広がりが同居するタイプの作品として語られることが多い分野です。リズムは派手に押し出すというより、曲の流れを支える形で進み、録音の空気感も70年代初頭の素朴さを残したものとして受け取れます。音数を詰め込むというより、ギターや歌の輪郭を見せる作りが想像しやすいところです。
1971年という時代性
1971年は、フォークロックが定着し、そこにサイケデリック期の感触が残る作品も多い時期。Arnold Beanの「Cosmic Bean」も、その文脈で見えるタイトルです。アメリカのロックが、バンド編成の厚みだけでなく、曲調や響きの変化で個性を出していた時代の一作として位置づけやすいです。
作品の位置づけ
アーティスト情報は多くないものの、Michael GuthrieとHerb Guthrieの2人による作品としてまとまっている点が特徴です。デュオ、あるいは少人数での制作ならではの、音の密度よりも曲そのものを前に出す構成が想像できるところ。タイトルの「Cosmic Bean」も含め、当時のロックの中で少しひねりを感じるネーミングです。
要点
- アーティスト: Arnold Bean
- タイトル: Cosmic Bean
- リリース年: 1971年
- リリース国: US
- ジャンル: Rock
- スタイル: Folk Rock, Psychedelic Rock
- メンバー: Michael Guthrie, Herb Guthrie
70年代初頭のUSロックらしい手触りの中に、フォークとサイケデリックの要素が重なる一枚。作品全体の空気感を楽しむタイプのレコードとして見えてきます。
トラックリスト
- A1 I Can See Through You
- A2 The Long Stretch Of Blue
- A3 Fortune And Fame
- A4 Daddy’s Got The Clap
- A5 Really Haven’t Got The Time
- A6 Penny, Dear
- B1 Indian Summer
- B2 Listening To The River
- B3 I’ve Got The Key
- B4 Captain Marvel
- B5 Nature Boy
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Gualberto – A La Vida, Al Dolor (1975)

Gualberto『A La Vida, Al Dolor』
スペイン出身のギタリスト/シタール奏者、Gualbertoによる『A La Vida, Al Dolor』は、1975年に発表された作品。ロック、フォーク、ワールド・ミュージックの要素を含みつつ、フォーク・ロックとサイケデリック・ロックの感触を軸にした一枚として捉えやすい内容だ。
アーティストの背景
Gualberto García Pérezは1945年、スペインのセビリア生まれ。フラメンコからプログレッシブ・ロックまで、幅広い領域で活動してきたマルチ・インストゥルメンタリストとして知られている。フラメンコ・フュージョン、いわゆるアンダルシア・ロックの先駆者として語られることも多く、その経歴自体が作品の方向性をよく示している。
作品の輪郭
この『A La Vida, Al Dolor』では、ロックの構成感に、民俗音楽的な旋律やリズム感が重なる。ギターとシタールの存在が前面に出ることで、一般的なロック作品とは少し異なる音の流れが生まれている。録音は時代相応の空気をまとい、音数を詰め込みすぎないぶん、各楽器の輪郭が見えやすい印象だ。
リズム面では、直線的に進む場面と、揺れを含んだ展開が行き来する構成が想像しやすい。フォーク・ロックの土台に、サイケデリック・ロック由来の感覚が差し込まれることで、スペインの同時代ロックの文脈ともつながる内容になっている。
1975年という位置づけ
オリジナルのリリースは1975年。スペインでは、伝統音楽とロック、そして実験性を結びつける動きが広がっていた時期で、Gualbertoの活動もその流れの中に置いて見やすい。フラメンコ的な要素を持ちながら、ロックの形式に寄せていく姿勢が、この時代の空気と重なる。
ひとこと
『A La Vida, Al Dolor』は、Gualbertoの幅広い音楽性をそのまま映したような作品。ギター、シタール、フォーク、ロックといった要素が、スペイン産の作品らしい文脈の中で交差する一枚だ。
トラックリスト
- A La Vida
- A1 Canción De La Primavera (3:05)
- A2 Canción Del Agua (4:00)
- A3 Canción De La Nieve (3:51)
- A4 Canción Del Arco Iris (3:23)
- A5 Canción De Las Gaviotas (9:56)
- Al Dolor
- B1 Terraplén (3:47)
- B2 Prisioneros (8:45)
- B3 Tarantos (Para Jimi Hendrix) (3:33)
- B4 Diálogo Interior (8:46)
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Bradford – Adrift Again (1989)

Bradford『Adrift Again』について
Bradfordの『Adrift Again』は、1989年にUKでリリースされた作品です。アーティストはイングランド、ランカシャー州ブラックバーン出身のバンドで、1987年から1991年にかけて活動していたインディー・バンドとして知られています。ロックとポップを土台にした、インディー・ロック/インディー・ポップ寄りの一枚です。
バンドの輪郭
Bradfordは、ボーカルのIan Michael Hodgson、ギターのEwan Butler、キーボードのJohn Baulcombe、ベースのJos Murphy、ドラムのMark Andrew McVitieという編成で始まったバンドです。のちにIanとEwanは2018年にデュオとして再結成し、2020年にはプロデューサーのStephen Streetも加わっています。そうしたバンドの歩みをたどるうえでも、この時期の作品は活動初期の姿を示すものとして位置づけられるはずです。
サウンドの印象
作品全体は、インディー・ロックらしい直線的なバンド演奏を軸にしながら、インディー・ポップの感触も含んだ作りです。ギター、ベース、ドラムの骨格に、キーボードが重なる構成で、リズムは比較的はっきりしているタイプに思えます。録音の雰囲気も、当時のUKインディーらしい素朴さを感じさせる方向のものとして捉えられます。
同時代とのつながり
1989年という時期は、UKのインディー・シーンがさまざまな形に広がっていた頃です。Bradfordのように、ロックの推進力とポップの明快さをあわせ持つバンドは、その流れの中で聴きどころのある存在だったと言えそうです。ブラックバーンという土地柄も含め、ロンドン中心ではないローカルなUKバンドの空気がにじむ作品です。
作品の位置づけ
『Adrift Again』は、Bradfordの初期の輪郭をつかむうえでの一作です。バンド名義の編成が固まっていた時期の音として、のちの再結成やメンバーの変遷を知る前段階にもなる内容です。作品単体で見ても、インディー・ロック/インディー・ポップの文脈に置きやすい、1989年のUK作品です。
関連情報
- アーティスト名: Bradford
- タイトル: Adrift Again
- オリジナルリリース年: 1989年
- リリース国: UK
- ジャンル: Rock, Pop
- スタイル: Indie Rock, Indie Pop
Bradfordの関連情報は、BandcampやSNS、Wikipediaでも確認できるようになっています。活動初期の作品として、『Adrift Again』はバンドの出発点を知る手がかりになる一枚です。
トラックリスト
- A Adrift Again
- B1 The Loss (3:17)
- B2 Tattered, Tangled And Torn
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Limonada – Limonada (1970)

Limonada『Limonada』について
『Limonada』は、ウルグアイのバンド、Limonadaによる1970年の作品。メンバーはWalter Cambón、Luis Sosa、Ricardo Lanza、Dardo Martínezで、1969年から1971年にかけて活動したグループとして知られている。前身にEl Kintoのメンバーを含む編成でもあり、当時の南米ロックの流れの中で位置づけられる一枚だ。
作品の輪郭
ジャンルはロック。スタイルとしてはGarage Rock、Prog Rock、Rock & Rollが挙げられている。演奏は、ロックンロールの直進性を軸にしながら、ガレージロックらしいざらついた質感と、プログレッシブ・ロックにつながる展開の意識が重なるタイプの作品として捉えられる。
録音の雰囲気も含めて、当時のバンドものらしい生々しさがまず印象に残る。整いすぎないバンドサウンドの中で、リズムが前に出る構成が見えやすい作品といえる。
アーティストの中での位置づけ
Limonadaは短い活動期間のバンドで、1969年から1971年という限られた時期の記録としてこの作品が残っている。El Kintoの流れをくむメンバーが参加している点も含めて、当時のウルグアイ・ロックの連続性を示す存在として見られることが多い。
1970年という時期は、ラテンアメリカ圏でもロックが独自の形を作っていった時代。英米のロックを参照しながらも、各地のバンドが自分たちの演奏感や編成で更新していく文脈の中に、この作品も置ける。
盤としての情報
- アーティスト: Limonada
- タイトル: Limonada
- オリジナルリリース年: 1970年
- 盤のリリース年: 2008年
- 国: US
- ジャンル: Rock
- スタイル: Garage Rock, Prog Rock, Rock & Roll
オリジナルは1970年の作品として扱われる一枚。2008年盤は、その音源をあらためて手に取れる形にしたリリースとして見るとわかりやすい。
トラックリスト
- A1 Ojos Que Miran Lejos (2:01)
- A2 Barrio De Casas Bajas (1:50)
- A3 Pasteles Verdes (2:58)
- A4 Veo Luz En La Ventana (2:16)
- A5 Dejenme Dormir (2:53)
- A6 Lejos Estas (3:01)
- B1 Siempre Caminar (3:38)
- B2 Pies Descalzos (2:16)
- B3 Cambiar La Rosa (3:08)
- B4 No Puedo Comprender (3:20)
- B5 A “Nonica” (2:40)
- B6 Viejo Tambor (2:54)
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Genesis – Foxtrot (1972)

Genesis『Foxtrot』について
Genesisの『Foxtrot』は、1972年にUKでリリースされたアルバムだ。バンドの初期らしい組曲的な構成、細かく組み立てられた展開、鍵盤とギターが前に出るアレンジが印象に残る作品として知られている。
Genesisは1967年にイングランド南東部サリーのCharterhouse Schoolで結成されたUKのロック・バンドで、初期は複雑な曲構成と演劇的なステージングで存在感を示した。『Foxtrot』もその流れにある1枚で、プログレッシブ・ロックとアート・ロックの要素が強く出ている。
サウンドの特徴
この時期のGenesisらしく、曲は静かなパートから段階的に組み上がっていく場面が多い。リズムは一定のビートで押し切るというより、拍子や展開の変化を含みながら進む構成。録音も、各楽器の輪郭をはっきり残した質感で、オルガンやメロトロン系の響き、12弦ギターの層、フィル・コリンズのドラムが曲の流れを支える形になっている。
ピーター・ガブリエルのボーカルは、語りを含むような歌い回しと、場面ごとの表情の切り替えが目立つ。バンド全体としては、音数を重ねながらも、各パートの役割が比較的見えやすい作りだ。
作品の位置づけ
『Foxtrot』は、Genesisの初期プログレ期を代表するアルバムのひとつとして語られることが多い。ピーター・ガブリエル在籍時の作品で、のちにバンドがよりポップ寄りの方向へ進む前の、複雑な構成と長尺の展開が前面にある時期を示している。
1970年代前半の英国ロックでは、Yes、King Crimson、Emerson, Lake & Palmer などと並んで、演奏力と構成の緻密さを軸にしたプログレッシブ・ロックが広がっていた。その文脈の中で、『Foxtrot』もバンドの個性を押し出した作品として位置づけられる。
メンバー
- Peter Gabriel – lead vocals, flute, percussion
- Tony Banks – keyboards, backing vocals
- Steve Hackett – guitar
- Mike Rutherford – bass, bass pedals, guitar, backing vocals
- Phil Collins – drums, lead & backing vocals
ひとこと
『Foxtrot』は、Genesisの初期の特徴がまとまった1枚だ。構成の細かさ、楽器の重なり、曲ごとの展開の切り替えがはっきりしていて、1972年の英国プログレらしい手触りが感じられる作品である。
トラックリスト
- A1 Watcher Of The Skies
- A2 Time Table
- A3 Get ‘Em Out By Friday
- A4 Can-Utility And The Coastliners
- B1 Horizons
- Supper’s Ready
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Edwyn Collins – 50 Shades Of Blue (1989)

Edwyn Collins「50 Shades Of Blue」
Edwyn Collinsの「50 Shades Of Blue」は、1989年のUKリリースとして登場した作品。スコットランド出身のシンガー/ソングライターであり、ミュージシャン、イラストレーター、プロデューサーとしても活動してきたEdwyn Collinsの初期の一枚として位置づけられる。
作品の輪郭
ジャンルはRock、スタイルはPop Rock。タイトルから受ける印象どおり、ロックを土台にしながらメロディを前に出した作りが想像しやすい一枚だ。1980年代後半らしい時代感の中で、ギター中心のバンドサウンドにポップな整理が加わるタイプの作品として捉えられる。
録音の雰囲気は、当時のUKロックらしい輪郭のはっきりした質感が似合う。リズムはきっちりとした推進力を持ち、音像は派手すぎず、曲の流れを見せる方向の作りになっているような印象がある。
Edwyn Collinsという存在
Edwyn Collinsは1959年にエディンバラで生まれたアーティストで、歌うことだけでなく、作曲、演奏、制作、さらに映像やイラストの分野にも関わってきた人物。そうした幅の広さを持つミュージシャンの初期作として見ると、この時点ですでに、単なるロック・シンガーという枠だけでは収まりきらない背景が見えてくる。
1980年代のUKでは、ギターロックとポップ感覚の接点を探る流れがいくつも生まれていた。その文脈の中で、この作品もロックの骨格と親しみやすいメロディのバランスを意識したものとして受け取れそうだ。
位置づけ
「50 Shades Of Blue」は、Edwyn Collinsのキャリアの中でも初期の時期にあたる作品。後年の活動につながる入口として見ると、彼の音楽的な輪郭をつかむうえでわかりやすい一枚といえる。
1989年のUKロック、Pop Rockの空気感、そしてEdwyn Collinsの作家性。その3つが重なる地点にある作品だ。
トラックリスト
- A1 50 Shades Of Blue (Extended Version) (4:40)
- A2 Kindred Spirit (4:23)
- B1 Just Call Her Name (3:57)
- B2 Ain’t That Always The Way (2:44)
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Neal Morse – Jesus Christ The Exorcist (2019)

Neal Morse『Jesus Christ The Exorcist』について
Neal Morseによる『Jesus Christ The Exorcist』は、2019年に登場したロック・オペラ作品だ。プログ・ロック、ゴスペル、ロックの要素を軸にした構成で、物語性の強い長編作としてまとめられている。Neal Morseはアメリカ出身のマルチ・インストゥルメンタリストで、Spock’s Beard、Neal Morse Band、Flying Colors、TransAtlanticなどで活動してきた人物として知られる。
作品の輪郭
タイトルの通り、キリストを題材にしたコンセプト作品で、ロック・オペラとしての性格がはっきりしている。楽曲ごとの展開を追いながら物語を進めていくタイプで、プログ・ロックらしい組曲的な構成や、場面転換の多い流れが印象に残る。
サウンド面では、キーボードを中心にした厚みのあるアレンジ、ロック寄りのバンド・サウンド、合唱的な広がりが組み合わさっている。リズムは曲ごとに切り替わりが多く、演奏の密度も高め。録音の空気感は比較的明瞭で、各パートの役割が追いやすい作りに思える。
Neal Morseにとっての位置づけ
Neal Morseは、長くプログ・ロックの文脈で活動してきたアーティストだが、この作品でもその作曲スタイルが前面に出ている。バンド・プロジェクトでの活動と並び、ソロ名義でも大きな構想を持った作品を形にしてきた流れの中にある一枚といえる。宗教的なテーマや劇的な展開を持つ点も、彼の作風をよく示している。
同時代・ジャンルの文脈
2010年代後半のプログ・ロックでは、クラシック・ロックの語法やロック・オペラ的な構成を現代的な録音でまとめる作品が目立つ。このアルバムも、その流れの中で、長尺構成と物語性を重視した作りになっている。ゴスペル的な要素を含むところも、ジャンル横断的な広がりにつながっている。
基本情報
- アーティスト: Neal Morse
- タイトル: Jesus Christ The Exorcist
- オリジナル・リリース年: 2019年
- リリース国: Europe
- ジャンル: Rock / Folk, World, & Country
- スタイル: Prog Rock, Rock Opera, Gospel
トラックリスト
- A1 Introducing (2:31)
- A2 Overture (3:19)
- A3 Getaway (2:41)
- A4 Gather The People (5:17)
- A5 Jeses’ Baptism (3:09)
- B1 Jeses’ Temptation (10:18)
- B2 There’s A Highway (4:06)
- B3 The Woman Of Seven Devils (5:41)
- B4 Free At Last (5:05)
- C1 The Madman Of The Gadarenes (7:04)
- C2 Love Has Called My Name (4:14)
- C3 Better Weather (1:42)
- C4 The Keys To The Kingdom (4:48)
- C5 Get Behind Me Satan (3:23)
- D1 He Must Go To The Cross (3:10)
- D2 Jerusalem (3:55)
- D3 Hearts Full Of Holes (3:40)
- D4 The Last Super (3:50)
- D5 Gethsemane (7:39)
- E1 Jeses Before The Concil And Peter’s Denial (3:12)
- E2 Judas’ Death (3:33)
- E3 Jeses Before Pilate And The Crucifixion (8:14)
- F1 Mary At The Tomb (2:45)
- F2 The Greatest Love Of All (5:00)
- F3 Lover Has Called My Name (Reprise) (1:30)
関連動画
- Neal Morse – Jesus Christ the Exorcist. 2019. Progressive Rock. Full Album
- Neal Morse – Jesus Christ The Exorcist – Three Song Medley (Episode 14)
- Neal Morse – Jesus Christ The Exorcist – Opening Section Medley (Episode 1)
- Neal Morse – Jesus Christ The Exorcist: Interview Pt. 1
- Neal Morse – “Get Behind Me Satan” feat. Ted Leonard (Official Music Video)
Motiffe – Motiffe (1972)

Motiffe / Motiffe
Motiffeは、イングランド・ハートフォードシャー州セント・オールバンズの男子校を拠点に活動していたバンドで、1972年に同名タイトルの作品を残している。ジャンルはロック、スタイルはサイケデリック・ロック。メンバーにはJohn Grimaldi、Mike Avery、Mark Pasterfield、David Shackley、Quentin Brier、Ian Wilsonが名を連ねる。
作品の位置づけ
このMotiffeは、バンド名をそのまま掲げた作品としてまとまりを持つ一枚。1972年という時期を踏まえると、60年代後半のサイケデリック・ロックの流れを引き継ぎつつ、70年代初頭のロックの感触へつながる位置にある。バンドのプロフィールからも、学校を母体にした活動の延長線上で形になった作品として見えてくる。
サウンドの印象
サイケデリック・ロックらしく、演奏の流れの中で音の広がりや質感を感じさせる作り。リズムは直線的に進みつつも、ところどころで揺れを含み、ギターやバンド全体の鳴りが前に出るタイプの印象がある。録音の雰囲気も、当時のロック作品らしいまとまりを持ったものとして受け取れる。
同時代とのつながり
1972年のイギリス周辺では、ハードロックやプログレッシブ・ロックが存在感を強める一方で、サイケデリック・ロックの感触を残した作品も各地に見られる。Motiffeのこの作品も、そうした時代の重なりの中に置くと輪郭がつかみやすい。初期ロックのエネルギーと、当時のロックが持っていた実験性のあいだにある一枚、という見方ができる。
基本情報
- アーティスト: Motiffe
- タイトル: Motiffe
- オリジナル・リリース年: 1972
- 盤のリリース年: 2006
- アーティストの国: Germany
- リリース国: Germany
- ジャンル: Rock
- スタイル: Psychedelic Rock
トラックリスト
- A1 Grotesque Piece (5:16)
- A2 Analogy (6:24)
- A3 Life Reciprocal (10:23)
- B1 To George (8:35)
- B2 Mind And Body (15:27)
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DR. Strangely Strange – Kip Of The Serenes (1969)

DR. Strangely Strange『Kip Of The Serenes』
DR. Strangely Strangeは、1967年にダブリンで結成されたアイルランドの実験的なフォーク・グループ。本作『Kip Of The Serenes』は1969年の作品で、フォークロック、サイケデリックロック、フォークの要素をまたぐ1枚として位置づけられる。
作品の輪郭
ギター、キーボード、パーカッション、複数のボーカルが絡む編成で、ロックの輪郭を持ちながらも、曲の進み方は一直線ではない。リズムはきっちり前へ押すというより、間を取りながら進む場面があり、録音全体にも素朴さと実験性が同居している。アコースティックな響きが前に出る一方で、サイケデリックな色合いも見える構成。
ジャンル表記としては Rock、Folk、World, & Country にまたがり、スタイル面では Folk Rock、Psychedelic Rock、Folk に分類されている。1960年代末の英国圏フォーク・ロックの流れの中で聴くと、同時代のサイケデリックな試みと、アイルランド由来のフォーク感覚が重なる位置にある作品といえる。
バンドの流れの中で
DR. Strangely Strangeは1971年にいったん解散するまでに2枚のアルバムを残したグループで、本作はその初期の重要な記録のひとつ。Tim BoothとIvan Pawleを中心に、Brian Trench、Tim Goulding、Linus、Neil Hopwoodらが加わった時期の編成が反映されている。後年には再結成やライヴ活動も行われているが、ここでは1960年代末のバンドの輪郭がそのまま残っている。
盤について
- アーティスト: DR. Strangely Strange
- タイトル: Kip Of The Serenes
- オリジナルリリース年: 1969年
- 盤のリリース年: 2008年
- アーティストの国: Europe
- リリース国: Europe
1969年という時代の空気を背景にしつつ、フォークの土台に少しずつずらしを入れていくタイプの作品。派手さよりも、編成の組み合わせや音の置き方に耳が向く内容になっている。
トラックリスト
- A1 Strangely Strange But Oddly Normal (4:28)
- A2 Dr. Dim & Dr. Strange (7:33)
- A3 Roy Rogers (5:37)
- A4 Dark-Haired Lady (4:25)
- A5 On The West Cork Hack (2:32)
- B1 Tale Of Two Orphanages (3:49)
- B2 Strings In The Earth And Air (1:52)
- B3 Ship Of Fools (6:18)
- B4 Frosty Mornings (3:59)
- B5 Donnybrook Fair (8:48)